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まさにその通りで、石油やナフサの混乱、ヘリウムの供給途絶といった目に見える危機の陰で、日本の製造業の心臓部を止めるレアアースの在庫枯渇という時限爆弾が、いよいよ爆発寸前のカウントダウンに入っている。 1. 中国による輸出管理という静かな包囲網 世界シェアの大部分を握る中国は、2024年から2025年にかけてレアアースの加工技術や抽出技術の輸出を段階的に禁止し、現在は製品そのものの輸出を国家安全保障を理由に厳格に制限している。 日本企業の多くは半年から1年程度の備蓄を持っていたが、中東情勢の悪化による海上輸送の混乱と、中国の戦略的な供給絞り込みが重なり、2026年5月〜6月にかけて在庫が底を突く企業が続出すると予測されている。公設市場での取引が機能しなくなり、今や言い値ですら手に入らない状態だ。 2. ターゲットはネオジム磁石 日本が最も恐れているのは、EVのモーターや、風力発電、エアコン、さらには防衛装備品に不可欠なネオジム磁石の原料(ネオジム、ディスプロシウム、テルビウム)の途絶だ。 これらがなければ、日本の誇る高性能モーターは作れない。代替素材の研究は進んでいるが、即座に全製品を置き換えることは物理的に不可能だ。 オーストラリアからの調達も進められてきたが、精錬工程の多くを依然として中国に依存しているため、サプライチェーンの分断を完全には回避できていない。 3. 日本国内で始まろうとしている大騒ぎの内容 来月あたりから表面化すると見られる混乱の例。 モーター調達不能による自動車生産ラインの完全停止。 高性能センサーや小型モーターの在庫切れによる家電・ロボットの製品供給停止。 洋上風力発電プロジェクトの中断(タービン用磁石の欠乏)。 廃家電からのリサイクル、都市鉱山抽出が叫ばれるが、コストとスピードが追いつかない。 4. なぜ今なのか レアアースは製品の中に組み込まれる。これまでは過去の在庫で何とか製品出荷を維持してきましたが、次を作るための材料がついに枯渇するタイミングが今、この2026年春だ。 ナフサ不足でプラスチックが作れず、硫酸不足で金属が精錬できず、そしてレアアース不足で動く心臓部(モーターやセンサー)が作れない。 日本の製造業は今、素材・プロセス・部品という全レイヤーで同時に兵糧攻めに遭っている状態だ。このレアアース問題が公に大きく報じられ始めたとき、それは日本の産業の空洞化が取り返しのつかない段階に入ったことを意味する。
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@SM1651
石油問題の陰に隠れて忘れられているけれど、 もう直ぐレアアースの在庫が尽きて、 日本の産業界は、 その問題でも大騒ぎが始まるぜ。