小川修史◾️NextUD LAB.

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小川修史◾️NextUD LAB.
@ogatti21
◾️兵庫教育大学 教授◾️障害の有無に関わらず心躍るファッションを生み出す研究室【NextUD LAB.】の挑戦 ◾️2022.9パリコレ挑戦◾️2025.10東京ビックサイトでショー開催◾️主な投稿はハイライト参照🍀
兵庫 明石市nextud.site

小川修史◾️NextUD LAB.’s posts

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私達、クリエイター集団「NextUD LAB.」のメンバーで、障害×ファッションの常識を覆すアイデアをSNSや講演で発信しています。 今のところ自腹で活動しているため、実は大変なことになっており‥応援グッズ販売しております。応援頂ける方は、こちらからお願いします🙇‍♂️ nud.base.ec/?fbclid=PAQ0xD
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大学のオンライン講義はカメラオフなので学生の顔が見えない。あまりに寂しかったので、チャット機能を活用することに。「なるほど」「マジでww」「88888」など敬語不要のルールにしたところ、チャットが異様に盛り上がり、「神授業!!」「お茶投げたいです!」と感想に書かれていて満更でもない件。
昔、和食屋でバイトをしていた。不注意傾向の強い僕は、ミスがあまりに多く、店長は僕にクビを通告する予定だったらしい。 そんな僕を拾ってくれたのが当時の料理長。 料理長は僕のために、あらゆる配慮を普通にしてくれた。 揚げ物にはキッチンタイマー、揚げる材料にはチェックリスト・・続く
「講義を欠席する際は連絡をください。欠席理由は何でも良いですが、嘘はつかないでください。徹夜でゲームして寝坊した‥でも構いません。もし嘘をつくなら、明らかに嘘と分かるものにしてください。」と伝えたところ、「ちょっと、ドラゴンボールを探してきます。」と連絡が来た思い出。
オンライン講義で「質問のある方はチャットに書き込んで下さい!」ってよく言うけれど、学生の立場からするとかなり質問しにくい事に気づいた。そこで、匿名で画面上にコメントが流れる「ニコニコ動画方式」を導入したところ、あまりにも自然に質問が出てきて驚いたんですよね。
ベトナムでタクシーから降りた瞬間、スマホを座席に忘れた事に気づく。顔面蒼白の錯乱状態でキャリーケース引きずりながら「タクシー!!」と叫びながら追いかけるも、追いつく訳もない。「詰んだ・・」と思った瞬間、バイクに乗った若い女性が「Green taxi?」と話してきた。「YES!」と答えると‥
「車椅子ユーザーなのに立っているのはおかしい!」 車椅子ユーザーのモデルを撮影していると、時折こうしたクレームを頂くのですが、立てるけれど歩行は困難だったり、少しなら歩ける人は実際にいます。「車椅子ユーザーは立てない」というこの発言に、実は偏見が含まれてるんですよね。
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車椅子は座高が低いため、特に夜道は事故に遭いやすい。そのため、反射材や目立つ色の服装が必要なんです。。 そこで、明るく目立つ色でブーツを開発したところ、海外からの旅行者から「このブーツ、黄色が素敵!」と声をかけて頂いた件。
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女性はバイクで颯爽と追いかけ、なんとタクシーを停めてくれた。無事、座席にあったスマホを救出。すると、女性は「良かったね、じゃあ!」と、あっという間に去っていった。恩着せがましさが全くない。本当に格好良かった。ああいう人に自分もなりたいと、心の底から思った出来事。
「講義を休みたい時は、嘘をついてズル休みなんてする必要ないよ。まぁ心配にはなるので『USJ行ってきます!』とメールを送ってね。」と学生には伝えている。体調不良になりやすい人って実はかなり多く、休暇を保障するだけで安心して働ける。 「安心して休める社会」って、必要な気がしませんか?
友人から仕事ができない部下をどうすれば良いか聞かれたので、「出来ない仕事を責めるのではなく、出来る仕事を増やしてみたら?」と答えた。 数日後、「部下が出来る仕事を用意すると、予想以上にできる事が分かった。役に立っている想いからか部下が頑張る様になった」とのこと。何より。
講義後に「質問ありませんか?」と言っても、手が挙がる可能性は低い。質問を強要する事だけは嫌なので、「講義中、質問があればチャットでコソッと教えてください。講義中に質問の答えを含めてお話ししますね。」と伝えたところ、質問が来る様になった。質問しやすい環境って大切だなと。
学生が「オンラインの講義って遅く感じるので、1.3倍速で聞いてます。その方が頭に入るので‥」と教えてくれた。そこで、試しに対面講義の1.3倍速のスピードで話し、聞き逃し対策として全て2回繰り返して話す様にしたところ、「テンポが良く、オンラインでも楽しく受講できた」と高評価。学生に感謝。
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「よぉ。久しぶり。」 店に入ると、ゼミ生無視で(ごめん)、15年前に戻った。 帰り際、ゼミ生はこう言った。 「料理長、先生と全く一緒ですね。」 料理長に近づけたかは分からないけど、なんか嬉しかった。 今度は自分が育てる番。ゼミ生は来週巣立つ。 卒業式はできないけど、卒業おめでとう。
「どうせオンライン講義でしょ‥」と言われるのが悔しかったので、ユーチューバーを研究し、「こんにちはー!」とテンション高めにテンポ良く講義をした結果、「先生の授業の雰囲気が好きです!」「初めてオンラインの方が楽しかった!」「切実にまた先生の授業が受けたい!」など絶賛の嵐。嬉しい。
8時間労働・週休2日が常識になっているけれど、世の中の常識を見直せば能力を発揮できる人が沢山いる。休息を頻繁に挟めばミスが減る人、昼から出勤だと能力を発揮できる人、6時間労働であれば子育てと両立できる人‥など。ルール変更は確かに大変だけど、それで活躍できる人はかなり多いと思う。
「講義中にトイレに行きたくなる可能性があるので、途中退室を許可して下さい。」とお願いされたことがあって、以降「全ての」学生の一時退室を許可してみた。すると、結果的にパニック障害や感覚過敏の配慮にもなったのです。個別の配慮を全体に広げれば、多くの人が恩恵を受けると思うんですよね。
「講義中にトイレに行くとか、社会では絶対に許されません。講義中の退出はいかなる理由があろうとも欠席扱いにします。」 過敏性腸症候群(IBS)と診断されているにも関わらず、知人の大学生はこう断言されたそう。結局、彼女は講義を受けることを諦めた。 社会って何? 珍しく、怒りが止まらない。
子供達から「蓋が開かない‥」と言われても、「そっかぁ。」としか答えない様にしている。その代わり、「蓋、開けて!」と言われたら、すぐに蓋を開ける。酷いと思われるかもしれないですが、空気で周りを動かす癖をつける事で、「助けて」を言えなくなる方が怖いんですよね。
スカートを穿いていると、残念ながら未だに心無い事を言われます。車椅子ユーザが穿きやすい機能的なボトムスを追求した結果が「巻きスカートの形」であり、私達はデザインを単に普及させたいだけ。それを古いジェンダー観で阻害されるのは辛いけれど、その先にきっと明るい未来はあると思う。
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「この講義は写真撮影OKです。どんどん撮影してください。カメラのシャッター音を1いいねと解釈しますので、音を鳴らしてどんどん撮影してくださいね。」と学生には伝えている。結果、「この部分、皆さんには是非知っておいて欲しいんです‥」と言った瞬間に授業が記者会見場に変貌する案件。
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現在は障害支援や合理的配慮の研究に携わっている。 今から思えば、料理長の指導が今でも基本にある。 勿論、料理長は障害支援を何も知らない。ただ僕のことをひたすら見てくれた。僕を活かそうとしてくれた。 そう、これが障害支援の基本なのだ。 あれから15年。ゼミ生と料理長の店に行った。続く
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付け合わせは、順番に入れさえすれば、ミスがない様にしてくれた。 ここまで配慮してもらえれば、さすがに働くことができた。そして、料理長が僕にくれたニックネームが「副料理長」。 そして、料理長は店長にこう言った。 「こいつは真面目やから、工夫さえすれば使えるんや。」・・続く
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今から思えば「副料理長」というニックネームや「真面目」を強調するプロセスは、強みを活かすという障害支援の基礎に他ならなかった。そして「工夫さえすれば」は合理的配慮そのもの。 ただ、料理長は厳しかった。サボったら、全力で叱られた。それは、強みを殺すなというメッセージだった。・・続く
講義中に「トイレ行っても良いですか?」と言われることがあったので、講義のルールに「トイレに行くときは断らなくて良い」「講義中の入退室自由」を追加した。以来、数名から「このルールがあったお陰で、最後まで安心して講義を受ける事が出来ました。」と言われた。 安心できる環境って大切。
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一緒に働けると信じていた。しかし、料理長には断られた。 「お前は、障害のある子供達とオモロいことしたいって言ってたやろ。だから、お前は研究者になれ。俺アホやから、よー分からんけど、お前のそういうところ、俺は尊敬してるんやから、裏切るな。」 そして、僕は大学の准教授になった。・続く
「ユニセックス・スカートの制服なんて作っても、どうせ誰も履かないのでは?」という質問を頂戴しますが、実はそれはそれで構わないと思っています。 だって、「選ばない」は、選択肢が準備されている状況ではじめて生まれる権利ですから。
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以降、全力で働いた。時間のある時は従業員と話したり休憩したりするのではなく、ひたすら店の掃除をした。 そんな姿を料理長は見ていた。態度では分からなかったが、僕がいるときは、賄いが美味しいという噂もあった。 ある日、そんな料理長を尊敬し「料理の世界に入りたい」と言った。・・続く。
「障がい者が頑張って作ったものだから買う」という現状にモヤモヤした私たち。作業量の割に商品が安く売られているのが現実。そこで、魅力的な商品を適正な値段で売りたいと決意し、障がい者就労継続支援事業所に縫製して貰ったものを、百貨店などでハイブランドとして販売することにしたんですよね。
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伸びてきたので後日談ですが、「受け身な自分が前のめりになった」「チャットを見ながらメモを取れた」「他の人の意見や考え方を知れた」「聞くだけより断然集中できる」「発言しやすい」など、任意の授業アンケートにもかかわらず7割の学生が感想を書いてくれました。 ちなみに、感想は全て敬語です。
大学の教職員に対して「Windowsに標準搭載の『UDデジタル教科書体』は、障害や困難さのある方向けに開発されたフォントです。フォントを変えるだけでも助かる人が多くいます。」とお伝えした。 すると最近、事務文書や配布資料でUDデジタル教科書体を目にする機会が明らかに増えた。 ちょっと感動。
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「エレベーターの鏡は髪型やメイクを直すためのものではなく、車椅子ユーザがバックで出るためのバックミラーなんです。」と伝えると、一部の学生から「知らなかった!」という反応。「鏡は車椅子ユーザのために設置されたものですが、多くの人の役に立つ。この感覚を知ってほしいです。」と伝えた。
お正月に里帰りした。両親は不注意性と衝動性の強い僕の子供(孫)達を責めることなく、成功確率の高いお手伝いを子供達に頼んで、うまくいったことを褒めてくれる。嗚呼、自分はこうして育てられたのだと。不注意性と衝動性の強い僕のことを責めずに育ててくれた両親には感謝しかない。
新入生向けのオリエンテーションで、「次の講義では○○を持ってきてください。これまでの人生で忘れ物が多かった人、不注意性を指摘されてきた人は、今この場でアラームをかけて下さい。人生で大切なのは非効率な努力ではなく、必要最小限の力で『詰まない』様に予防線を張るスキルです。」と伝えた。
「車椅子ユーザが段差で困っていたとする。すると、障害はこの段差であって、車椅子ユーザではない。障害は人にあるのではなく社会にあるんだよ。」とオンライン講義で学生に伝えたところ、チャットで「確かに!」「そっか!」の弾幕が発生した。感覚的に分かって貰えたのが本当に嬉しい。
友人から「部下が何度言っても指示通り動いてくれないんだけど・・」と相談されたので、「口頭指示をやめてメモ書きやメールで指示してみたら?」と伝えた。後日、友人から「書いたら驚くくらい伝わった!書いて気づいたんだけど、これまで私の指示が抽象的だったのかも。。」とのこと。何より。
こういう視覚的な配慮って、実は外国人のみならず、知的障害や発達障害のあるお子さんにも使える支援になったりする。世の中には、こういうちょっとした視覚化で助かる人が多くいるんですよね。
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「8時間労働」という枠組みが辛い人(短時間であれば働ける人)って、世の中にかなりいると思うんですよね。短時間であれば活躍できる人って世の中にはきっと沢山いるし、こうした「常識」を改めて見直すことが多様性のある社会への一歩だと思う。
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実は、学生の無事を確認するために作ったルールで、10年以上継続しています。このルールもあってか、学生のドロップアウトは非常に少ないんですよね。
「こんな服を作っても、障害のある人は着ない」とよく言われるのですが、目の前の1人が喜んでくれれば、日本で47人くらいは喜んでくれると、我々は本気で思っている訳です。
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妻が息子に「お父さんは忘れ物を頻繁にするけれど、忘れても大丈夫な様に自分で工夫しているの。忘れ物をするのは仕方ないけれど、被害を最小限にする努力はしなさい。」と話している。「忘れ物をするな!」はよく聞くが、「忘れるのを前提に行動しなさい。」という角度の説教が斬新すぎて笑った朝。
学校で障害のある子に対する「お世話係(お世話係的な声かけを含む)」って、本当に辞めた方が良い。お世話する側は「なんでお世話しないといけないの?」となるし、される側は「なんでお世話されないといけないの?」となる。インクルーシブ教育どころか、両者の間に壁が生まれるだけなんですよね。
ごはん→汁物→おかず→牛乳・・と一口ずつローテーションする【三角食べ】を子供達に強制するケースによく出会いますが、食材が口の中で混ざる事が苦痛な児童にとって三角食べは恐怖でしかない。三角食べを含め食べ方は自由だし、そもそも食べる楽しさを教える事を忘れてはいけないと思うんですよね。
バスで移動中、女性が苦しそうに座っていた。耳に指を入れていたので、音に過敏で苦痛を伴う聴覚過敏を疑った。「静かにする様にアナウンスしましょうか?」彼女が強く頷いたので、乗客の皆さんにお願いした。対応が正解かどうかは分からないが、可能性を知っておく事の大切さを実感した出来事だった。
UDデジタル教科書体の登場により、読字に困難さのあるロービジョンやディスレクシアの方の辛さや負担がかなり軽減された訳ですが、このフォントの功績って「フォントを変えるだけで字が読める様になる」という事実を当事者本人が認識し、さらに社会に認識が広がった事だと思うんですよね。
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「私、片付けが苦手で・・」と学生に相談されたので、「自分でも抵抗なく出来そうな方法を考えて、カレンダーに上手くいったら○、面倒臭いと少しでも感じたら△をつけてごらん。駄目ならスパッと諦めて次の方法を試して良い。継続するのはカレンダーに○と△を書き込むだけ。」と伝えた。一ヶ月後・・
「最近の若い子は、言われたことしか出来ない。」と愚痴る上司って多いと思うのですが、言われたこと以外のことをやると叱られるリスクが高いので、避けているだけの話です。むしろ評価すべきはリスク回避能力だし、自ら考えて動いて欲しいなら、失敗しても責めない心構えが上司に必要かと。