2026年04月04日

字体変遷字典 P.432–433 【木】栃柏柊柄某柾

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【栃】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。「小学校で習う漢字の改定(2017年告示・2020年度実施)」により小学校で習う字に追加された。教育上より見たる明治の漢字は「櫔」を〈標準〉、「栃」を〈許容字〉としている。「栃」は「櫔」の「萬」を「万」に代えてできた字だとおもわれるが、「栃」は国字とされる。

【柏】古くは「柏」が使われていたが、南北朝時代の北朝で「栢」が使われ始める。干禄字書は「柏」を〈正〉、「栢」を〈俗〉とする。五経文字は「柏」を親字とし「栢」を〈経典〉としている。

【柊】中国で芭蕉(ばしょう)に似た木の名だが、日本ではひいらぎというモクセイ科の常緑高木。
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2026年03月19日

字体変遷字典 p.428-429 【木】架柿柑枯査柵

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【架】説文解字に「架」はなく篆書では代わりに「枷」を用いる。五経文字の「架」の説明に「禮記作枷」とある。
【柿】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。説文解字に「柿」はなく篆書では「枾」を用いる。康煕字典に「柿」「柹」は不録で「枾」が掲載されている。陸軍幼年学校用字便覧は「枾」を本字とする。
【査】説文解字に「査」はなく篆書では代わりに「柤」を用いる。干禄字書は「槎」と「査」を異体字とし、「槎」を〈通〉、「査」を〈正〉としている。また「柤」と「樝」を異体字とし、「柤」を〈通〉、「樝」を〈正〉としている。「査」と「柤」を異体字とはしていない。漢字整理案は「查」を字典體、「査」を標準體とし、「查」を「査」に「音ニシタガヒテ形ヲ改メタルモノ」として変更する案を示す。
【柵】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。教育上より見たる明治の漢字は、「栅」を正字、「柵」を俗字としている。
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2026年03月02日

字体変遷字典 p.426-427 【木】板枇枚枕林枠栄

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【板】説文解字に「板」はなく篆書では「版」を用いる。干禄字書は「版」を〈通〉、「板」を〈正〉とする。陸軍幼年学校用字便覧は「版」を正軆、「板」を別軆とし「版ト板トハ相通用スレドモ、今ハいたトイフニ板ヲ用ヒ、出版・活版ニハ殆ド板ヲ用ヒズ。」とある。
【枕】2010年(平成22年)に常用漢字表に追加された。
【枠】国字。1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。
【栄】簡化字がなぜ「荣」なのか不明。漱石は『坊っちやん』では「榮」を使い『こころ』では「栄」を使っている。
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2026年02月19日

字体変遷字典 p.424-425 【木】松枢析東杷杯

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【枢】「樞」の新字体。弘道軒清朝には新字体しかない。
【杯】説文解字に「杯」はなく代わりに「桮」を用いる。康煕字典の「盃」の説明で「俗杯字」とする。康煕字典の「桮」の説明に「俗作盃通作杯」とあり、「桮」が本字で「盃」が俗字、「杯」が通字ということらしい。繁体字には「杯」「盃」の両方があるが、簡体字では「杯」に統合されている。陸軍幼年学校用字便覧では「杯」「盃」「桮」を「同字」としている。
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2026年02月14日

字体変遷字典 p.422-423 【木】来李果杵杭枝

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【果】干禄字書は「果」を〈正〉、「菓」を〈俗〉とする。陸軍幼年学校用字便覧に「今果物・菓子互ニ書キ分ク」と説明がある。
【杭】説文解字には「扌」に従う字部類され、「木」に従う或体がある。
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2026年01月30日

字体変遷字典p.420–421 【木】杖杉束村杜杢

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【杖】JIS2004で例示字体が「杖」から「杖」に変更された。太宰は咎なし点を書いている。司馬顕姿墓誌が「扌(てへん)」なのは誤字か。

【杉】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。説文解字の大徐本には「杉」はなく代わりに「檆」を用い、「檆」には「今俗作杉」とある。段注本には「檆」は掲載されていない。「檆」は康煕字典に「杉本字」とある。江戸版本では「杦」が圧倒的な多数派で「杉」は少数。江戸版本では旁を「分」につくることもあるが「枌」は「杉」とは別字種。

【村】「村」は説文解字に不録で代わりに「邨」を用いる。『後藤朝太郎教育上より見たる明治の漢字』では「邨」を〈標準〉、「村」を〈許容〉とする。『陸軍幼年学校用字便覧』では「邨」を〈本字〉とする。

【杜】倪寛伝賛は唐の褚遂良の書と伝わるが宋時代の作とする説もある。
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2026年01月12日

字体変遷字典 【木】机朽朱朴杏材杓条

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【朽】説文解字に「㱙」が載っており、その或体として「朽」が載っている。康煕字典に「朽」と「㱙」が別の部首に載っている。説文解字と康煕字典に「𣏓」は不掲載。「朽」の異体字として使われる「𣏓」は「杇(オ)」(JIS第3水準・こて。壁を塗る道具。また、こてで壁をぬる)の異体字としても使われる。漱石は「𣏓」を書いている。

【朴】1981年(昭和56年)に当用漢字表外から常用漢字表に追加された。

【杓】JIS2004で例示字体が「杓」から「杓」に変更された。

【条】「條」の略字。当用漢字字体表で採用された。
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2025年12月21日

字体変遷字典 【木】木札本末未

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【木】小学校4年生のときに担任から「『木』の縦線は止めること。はねてはいけない」といわれた。3年生のときから通っていた書道教室の先生にそのことをいうと「『木』の縦線は止めてもはねてもどちらでもよい」といわれた。これがきっかけで私は文字に興味を持ち、今この字典を作っている。当用漢字字体表の前文にどちらでも良い例として、「木」の縦線を止める例とはねる例が載っている。漢字整理案に「木」の縦線を止める例を「字典体」、はねる例を「標準体」とある。

【本】張猛龍碑の字体は誤字か。当用漢字表の字形は縦線の途中がかすれていて「夲」にも見えるが「本」。

【未】説文解字では「木」部ではなく「未」部に掲載されている。
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