「ベビーパウダー」に“アスベスト”混入…死亡した元美容部員の労災認定 遺族ら、資生堂等に「最新技術による商品調査」要望
「卵巣がん・喉頭がんも救済対象に」求める
アスベストばく露による健康被害では、WHO(世界保健機関)傘下のIARC(国際がん研究機関)が、中皮腫・肺がんなどに加え、卵巣がんや喉頭がんとの関連性も「十分な科学的根拠がある」として認めている。 しかし、卵巣がんや喉頭がんは、日本の労災保険制度および石綿健康被害救済制度における救済対象疾患に入っていない。澤田氏は、「国は速やかに専門家に意見を聞き、対象疾患に加える検討を始めていただきたい」と求めた。 なお、ベビーパウダーの健康被害をめぐっては、アメリカで医薬品大手「ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)」が多数の個別訴訟・集団訴訟を起こされている。2021年にはミズーリ州の裁判所が卵巣がんの発症を訴えた20人以上の女性原告らの主張を認め、J&Jに21億ドルの賠償金支払いを命じている。
弁護士JPニュース編集部