【ソフトバンク】杉山一樹が〝骨折離脱〟 オスナ昇格は契約問題で不透明…首脳陣吐露「一日でも早く」
ソフトバンクは12日の日本ハム戦(エスコン)に11―7の逆転勝ちを収めた。好調な打線が17安打と奮起して乱打戦を制し、開幕から同カードで無傷の5連勝。ペナントを争う最大のライバルを敵地で一蹴した中、〝救援不安〟を加速させる有事も発生した。 よもやの守護神離脱だった。試合前、小久保監督は昨季セーブ王の杉山一樹投手(28)が登録抹消になった経緯を説明した。前日11日の同戦の9回に登板して2安打1失点と精彩を欠き、右腕は自身の投球に不満を募らせてベンチ内を殴打した際に左手を骨折。指揮官は絶対的戦力を失う事態を受け、日替わりで救援陣をやりくりする覚悟を示した。 小久保監督はこれまでにも類似した事案があった際に注意喚起していたことを明かした上で「彼が球界を代表するクローザーに成長してく中で、信頼を築き上げるのはコツコツと地道な作業だが、崩すのは一瞬」と猛省を促し「事の重大さに気づいて、この先の野球人生をどういうふうに歩めるかが大事になってくる」とメッセージを送った。 簡単に代役が見つかる投手ではない。加えて、チームは白星こそ量産しているが、開幕前からとりわけ現場では「中継ぎ不安」が叫ばれていた。昨季盤石のブルペンを形成した藤井の右ヒジ手術、松本裕の不調が影を落とし、そのしわ寄せが加速するとみられていたからだ。そこに杉山の離脱。チームにまた一つ大きな懸案が加わった形だ。 投手運用に頭を悩ませる首脳陣は、力のあるリリーフを求めている。現有戦力で真っ先に浮かぶのは、起用法を巡って開幕一軍を外れたロベルト・オスナ投手(31)。一昨年オフに4年契約を締結した際に「クローザー限定起用」とする条項が付き、ファームで登板を重ねている状況だ。 この日、倉野チーフ投手コーチは「フロントと本人の問題がクリアになれば、当然こちらとしては一日でも早く加わってほしいという思いはある」と吐露。契約問題の「完全解決」なくして現場の善後策は進まないだけに切実だ。 首位快走も鷹が新たな試練を迎えている。
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