H3ロケット6月にも打ち上げ再開 まず試験機、8月には衛星搭載
打ち上げ失敗により運用停止中の政府の基幹ロケット「H3」について、政府と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、6月にも試験機を打ち上げる方針を固めた。8月以降は2カ月おきに人工衛星を載せて飛ばし、本格運用を再開することをめざす。 【解説】H3再開、急ぐ背景とは 気になる四つのポイント H3ロケット8号機は昨年12月の打ち上げに失敗。3月には民間ロケット「カイロス」3号機も失敗し、日本はいま官民とも衛星の宇宙への輸送手段がない状況だ。この間、衛星を打ち上げたい国内外の需要を取りこぼしているだけでなく、近く予定される複数の政府衛星の打ち上げも危ぶまれていた。 再開となる打ち上げは6号機の予定で、本物の衛星は載せない試験機。8号機の失敗原因を検証するため、欠陥が見つかった衛星の台座は強度を上げたものを取り付け、飛行中の挙動を確認する。 これらの計画は、13日に開く文部科学省の専門小委員会に諮る。また、複数の政府関係者によると、早ければ8月から、2カ月おきに実際の衛星や探査機を打ち上げる方向で調整している。(枝松佑樹)
朝日新聞社