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姫路城の「二重価格」が1ヶ月で結果を出しました。 3月の入城者数は前年比17%減の約14万人。 収入は約2億7000万円と、前年同月の2倍。 人が減ったのに、お金が増えた。 これは失敗ではなく、狙い通りの結果です。 市民は1000円、市外の人は2500円。差は2.5倍ですが、姫路市民はもともと税金で城の維持費を負担しています。石垣の補修、壁の漆喰、防火設備。目に見えないコストが毎年積み上がっています。過去10年間で145億円、今後10年ではその約2倍にあたる280億円が必要と試算されています。 こう考えると話は変わります。 市民は「すでに払っている人」。市外の訪問者は「その恩恵を受けに来た人」。税を払っていない分は入城料で負担する。これが受益者負担の考え方であり、制度設計の根拠です。 当初、市は「外国人のみ値上げ」を検討していました。しかし「差別的だ」という批判が起きた。そこで「市民か市外か」という線引きに変えた。外国籍でも姫路市民なら1000円、日本国籍でも市外なら2500円。国籍ではなく納税が基準です。 オーバーツーリズムが問題になっているのは姫路だけではありません。すでに他の自治体からの問い合わせが相次いでいます。名古屋城は観覧料を1000円に倍増。さっぽろテレビ塔も今年1月から市民料金を導入しました。 姫路が切り開いた「量より質」の観光モデルは、日本全国に広がる可能性があります。
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産経ニュース
@Sankei_news
世界遺産・姫路城「二重価格」作戦の勝算 市外2500円で収入倍増、入城者数は2割減 sankei.com/article/202604 姫路市は入城者減少を「想定内」とした上で、オーバーツーリズムに直面する他都市から視察や問い合わせが相次いでいると明かす。「二重価格」を巡る先例として注目を集めそうだ。