5年経った今でも世界一という夢を
はじめに
初めまして、燈株式会社 代表取締役社長の野呂侑希です。
燈は『日本を照らす燈となる』を使命に掲げ、2021年2月に創業した東京大学発のAIスタートアップです。最先端のテクノロジーを駆使しながら、建設、製造、物流、さらには卸売・小売業界など広範な産業領域へと支援の幅を拡大し、各業界における企業の競争力強化と、国内の産業基盤の刷新に取り組んでいます。
現在、Physical AIの技術開発および社会実装にも力を入れており、社内に多数在籍するロボットエンジニアが日々実機を用いて工場導入検証等を行うなど、デジタル空間に閉じることなく、物理的世界におけるAI実装を強力に推進しています。
これまで発信をほぼしてきておらず、多くの人にとっては初めて見る会社名・代表名だと思います。
数字で、結果で語る経営者でありたいという信念からこれまで発信をあまりしてきませんでした。(発信するネタがなかったことの言い訳かもしれません)
今回、以下のリリースを出させていただきました。
また同時に、2021年の2月に創業して、5周年を迎えるにあたっての一つの節目ということで、少しでも共感してくれて一緒に働いてくれる仲間ができれば、応援してくれる人ができればという思いで文章を書かせていただきました。
燈株式会社を創業
自己紹介からさせてください。
私は1999年11月に東京で生まれ、横浜で育ちました。
サッカーに打ち込んだ少年時代ですが、世代別の日本代表やJリーグクラブの下部組織の”天才”たちと手合わせをする中で、才能の差を感じて早々にこの道に人生を賭けることを諦めてしまいました。高校までサッカーを部活で続けましたが、小学校の頃トップレベルでやっていた頃の悔しさもなければ、嬉しさもない、勝っても負けてもほとんど何も感じない。本気でやっていなかったからだと思います。どこかで諦めをつけて、言い訳をしながらやっていたからだと思います。
情熱の矛先がないことをずっともどかしく思っていました。
自分にはみんなが持っている”好きなこと”や”将来やりたいこと”がない、心の中に満たされない何かを感じていました。
ずっと自分が人生を賭けられる何かを探していました。
見つけられたのは東京大学に入学する頃でした。
新しい生活への期待は、なぜか私を起業家としての道へ誘いました。
いろんなものが影響していたと思います。今も尊敬していてお付き合いいただいている起業家の先輩のnoteを読んでかっこいいなと思ったこと、当時同世代のキリアンエンバペがW杯で活躍して世界一になっていたこと、高校のサッカー部の先輩たちがプログラミングを学び、スタートアップで活躍していたこと、自分自身はスポーツやアカデミアの世界ではトップになれないと分かっていたこと。
ーーそして、この世界なら世界一になれるかもと根拠のない自信を持ったこと。
この世界で1番になろうと思って実家を出ました。
スーツケースを持って大学に行って、当時持ってるお金全部合わせても800円しか持っていなかったからカフェで一夜を過ごしたり、優しい友達の家に泊めてもらったりしていました。
そんな中で、高校の先輩が働いているスタートアップが住み込みのインターンを募集しているという話があって飛びつきました。
食べるものもあまりなかったけれど、なんとか住み込み先の社長にお願いをして米を買ってもらって、自分で4パックで80円の納豆と一緒に食べていました。1ヶ月働いて、少しだけお金が入ったあとは鶏肉を蒸してごはんと一緒に食べられるようになりました。
人に誇れるものは何も持っていなかったけれど、根拠のない自信と、1番になろうという志、もう逃げないという覚悟だけはずっと忘れずに持っていました。
半年ほど働かせていただいて、新型ウイルスによって世間の空気がガラッと変わる頃、自分もまた新たな挑戦を考えるようになりました。
いよいよ自分の会社を作って1番になろう、タイミングは今だと思いました。
どこかに勤めて、経験を積んでその経験を活かして起業するのが王道という記事も見ましたし、
すごいスタートアップとして紹介されている企業は戦略コンサル出身の方の創業したものも多かったです。
自分には少しだけやったイタリアンのキッチンのバイトと、少しのインターン経験しかない(しかもイタリアンのバイトは皿の位置が覚えられなくて全然活躍できませんでした)。
でも今やらないと、その時は一生来ないかもしれない。
心が燃えることに今挑戦しないと、心は枯れていってしまうかもしれないと思い、燈を創業することに決めました。
その際に、当時GPTなどを含む、ディープラーニングがすごいとAI研究者やエンジニアの中で話題になってきており、自分もこの領域で事業をやろうと考え、今の事業の原型で起業することにしました。
今思えば事業の作り込みに関しては非常に甘かったと思いますが、この技術は世界を変えるだろうという予想は全く間違っていなかったと思います。
5年経った今でも世界一という夢を
負けたくない
私の根源的な原動力は負けず嫌いです。これまでずっと負けず嫌いという性格に沿って行動してきたような自覚があります。そんな中で、起業、経営という道を選んだのも誰よりもすごいことをしたいという思いがあったからだと思います。そしてその道を選んだからにはその世界で1番になりたい。どうせやるならNo. 1になりたい。誰にも負けたくない。その思いが私を毎日戦場へと駆り出します。21歳の時に世界一になりたいと思って燈を創業して、5年経った今でも世界一になる、と言い続けています。
ーーもちろんずっと言われてきました、無理じゃないかと。
「マーケットサイズ的に日本でやってる時点でキツくない?笑」
「AIってアメリカのビッグテックの独壇場でしょ?」
「本当に大きいことやるなら二周目がいいよ」
それに対してずっと思ってきました
「関係ないでしょ、やれるでしょ、負けないでしょ、上等だよ」と。
ロジックの欠片もないのですが、それでも信じる以外に道はありませんでした。
もちろん今の事業、今の自分、今の組織のままで勝てると思うほど世の中を舐めてはいません。それでも何度でも進化してみせるという覚悟が、地獄まで努力してみせようという覚悟があります。
創業した時は学生起業でtoBビジネスをやる、それも建設業向けにということでよく笑われました。5年経った今、笑う人はいなくなりました。
今でも世界一になると言えば距離がありすぎて笑う人が多いと思います。
それを仲間と、一つ一つ結果で見返していく、それが最高のスタートアップドリームで、人を惹きつけ、心震える物語になると思います。
二周目じゃなくて初挑戦でも、若くて経験がなくても、無名でも、やれると信じています。
夢を託してくれる人がいる
私1人でここまできたわけではありません。ありきたりですが、たくさんの人に支えられて、環境に恵まれてここまできました。
何もないところから起業したと書きましたが、事実、安全な国に生まれ、努力したらそれがちゃんと積み上がって結果につながりやすい環境に身を置けたことは幸運以外の何物ではありません。
また起業してからは多くの人が応援してくれました。
無理だという人の数以上に「あなたならできるよ」「日本一、世界一になったらかっこいいよ、応援してる」と目を見て真剣に言ってくれる人がいました。
時価総額1兆円を超える企業の創業者から
「孫さんを越えられるかもね」
と言ってもらったことがあります。
「まだまだ遠い存在で恐れ多いです」
と私は回答しました。するとその方の眼光が鋭くなり、すかさず
「舐めんな、俺はこれ(人の目利き)で飯食ってんだ」とピシャリと叱られました。
それほど本気で自分に期待をしてくれているのだと感じ、とても勇気が湧いてくるものでした。
社内の仲間が私を担いでくれました。
共同創業者で元大学のクラスメートの石川(現 取締役COO)もそうですが、創業期から多くの仲間が一緒に夢を見てくれて、そこへ一緒に向かってくれました。何もなかったはずの中で、私を、そして私の夢を現実になると信じてくれました。今回のリリースを見た複数の創業期のメンバー(今は別の場所で活躍中)から「あの時言っていたことが現実になって嬉しい」と連絡をもらったことはとても嬉しく、約束を守れて良かったと思いました。
今の燈の社員の大半は私より年上で、私より経験のある方々です。
上場企業で部長職などを担っていた方もいます。
そんな方が、「野呂さんが勝つと言っているのだから担ぎます、自分の持ち場で必ず勝ちます。」と言ってくれます。
その言葉は自分に勇気と、責任感を強く持たせてくれます。
1人でも仕事をして生活していけるこの時代に燈に参画してくれた仲間、
この仲間と一緒に夢を叶えたい、彼らの日々の姿勢に自分も刺激を受けます。孤独は感じません。
担いでもらって、トップに立たせてもらっている以上、自分は絶対に負けられない。
多くの人に託してもらった期待や夢を胸に、感謝を忘れずに上を目指していきます。
日本の未来を背負う
燈という名前をつけたのは、日本を背負って立つ覚悟からです。
「日本を照らす燈となる」その使命を持って創業しました。
日本の産業をテクノロジーで支える。そして、燈としては真の偉大な企業となり、日本の希望の燈となる。
まだ、日本の未来を背負うには規模も実力も何もかも不足している状況です。
身の程知らずの大言壮語として受け取られるかもしれません。
これから地味なことを一つ一つ積み重ねていって、いつかは日本の多くの人に応援され、日本代表として認められる企業になってやろうと決意しています。
今の日本経済は暗い文脈で語られることが多いと思います。
失われた30年と言われる中で、私も暗いニュースを見ながら育ちました。
だからこそ、自分たちの世代で、自分がそこに当事者意識を持って、日本経済に再び希望を取り戻したいと思っています。
「でも燈があるじゃないか」と言ってもらえるように成長してみせようと思っています。
企業評価額1000億円はスタートラインです。
これから本当の勝負が始まると思っていますし、これまで以上の苦難が待ち受けていることは覚悟しています。
いつか振り返った時に「やっぱりあいつは約束を守った」と言ってもらえるように、夢を叶えます。
応援何卒よろしくお願い申し上げます。



フォローさせて頂きました。同じマーケットに本気で向き合う者として応援しています。
少し上のゆとり世代だけど、こんなに熱い若手がいることにめちゃくちゃ感動した。 「失われた」とか言われる時代に生きてきたけど、先が暗いとか言われてるけど、そんなの全部ひっくり返してほしい。 この人たちみたいに頭は良くないけど、自分のできる範囲で日本にあかりを燈したい。
応援してます。感動しました