この業界で働いてるんだけど、塩素不足まではXだのネットでよく言われるが、水酸化ナトリウムが枯渇するから物流が崩壊する事には誰も触れてないので、
ナフサ不足を書いた商社や原油業界関係者の増田はいるので、化学業界からどんな状況になってるかを書こうと思う。
今回のニュースでは、原油価格の高騰や供給不安により、化学製品の需給バランスが崩れていることが問題となっているんだが、
その中で「塩素が取れなくなるのではないか」という疑問なんかはニュースやXなどでは出てることが多い、が、実際の問題はやや異なる構造を持っている
この過程では、水酸化ナトリウムとともに塩素が副産物として必ず発生するため、塩素だけを自由に増減させることは難しい
一方で、塩素の最大の用途の一つが今枯渇してると騒がれ始めた塩化ビニル(PVC)である
塩ビはその重量の半分以上が塩素で構成されており、塩素の重要な”消費先”となっている
しかし、塩ビを製造するためには塩素だけでなく、石油由来のエチレンが必要である
原油危機によりナフサの供給が不安定になると、このエチレンの生産が制限される
ここで問題となるのは、
つまり、塩素が不足するのではなく、むしろ消費先を失って行き場をなくす構造が発生する
このため、塩素の余剰は生産全体の調整を困難にし、結果として関連する化学製品の供給にも影響を与える
以上のことから、今回の問題は単純な「原料不足」ではなく、石油由来原料と塩素の生産・消費バランスが密接に結びついた構造的な問題である
よって塩素の処理の問題が出る為、水酸化ナトリウムの製造を減らす事になる
次亜塩素酸ナトリウムは塩ビと比較して需要規模が小さく、大量の塩素を消費できる用途ではない
主な用途は消毒や漂白に限られており、産業全体としての吸収力には限界
さらに、次亜塩素酸ナトリウムは時間の経過とともに分解しやすく、長期保存が困難
このため、余剰分を大量に製造して在庫として蓄積することができないという制約がある
加えて、薬品としての性質上、輸送や取り扱いにも一定のコストや許可や制限が伴う
市場価格も比較的低いため、大規模な受け皿として機能しにくいのと専用のプラ容器がいる
しかも次亜塩素酸ナトリウム製品を作るために水酸化ナトリウムを使うと結果的に水酸化ナトリウムも減る
以上のように分かりやすく
工場止まると塩ビ作れない→塩素ない→次亜塩素酸ナトリウム作れない
という構造は伝わったと思う、でもね、ここから先が問題、勘のいい増田なら何人か気づいているかもしれないが
ってなっちゃうわけ
まあ中には、次亜塩素酸ナトリウムは海水を電気分解しても作れるという人もいるだろう
ま、そりゃ余計なコストはかかるけど水道水の安全は最後まで死守しないといけないから何が何でもやるかもしれんわな
出も厄介なことに、電気分解したら連産品の塩素も発生しちゃうんだよね、こんなこと偏差値50以上の高校生でもわかることなんだけど
上で見書いたように、塩素は保管も処理も面倒な厄介者だから、処理できる分しか生産できない
これが原油届かないとエチレン届かなくて塩ビ作れない事による塩素余りで発生する
他にもいろいろ絶望的な話いっぱいあるんだけど、ま、これくらいにしておこう
気が向いたら続きかくかも
サプライチェーンこえーな まぁ水がなくなることは流石にないだろ 塩素バンバン余らせても消毒するんじゃないの?
パヨク乙 ダンボールなくなったら昔みたいに竹と藁束と桶でなんとかすればいいから
崩壊しなかったら切腹する?