P「泥酔したらお持ち帰りされてしまった」
「プロデューサーが仲間内の宴会で酔い潰れたら担当アイドルが迎えに来た」謎シチュです。でも思いついちゃったから書かずにはいられなかったのです。アイドルしかPの家を知らない、とかだったらギリ整合性は取れるので許してください。
そのうち清夏以外も書きたいと思っていたので、練習ついでに今回色々手を出してみたんですが、エミュ粗とか解釈不一致があったらごめんなさい。キャラ選はほぼ気分です。指摘とか感想は気兼ねなくお願いします。
約数名修羅場チックになってしまいましたが、居酒屋であることを忘れてはならない(自戒)
追記:2025/1/19の[小説]男性に人気ランキング24位、並びに2025/1/13~19の[小説]ルーキーランキング50位に入賞していたらしいです。
最近よく載せてもらいすぎて感覚が麻痺してきてますが、たくさんの方に拙作を読んでいただけること、本当に感謝しております。今後とも推し活を助長できるようなSSを投稿して参りますので、応援よろしくお願いします。
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手毬の場合
「あの。プロデュ……酔い潰れてる大学生は」
「は? いや、その……か、彼女です!」
「……そうです。はい。ありがとうございます」
「…………」
「……あ、プロデューサー」
「寝てるんだ……って、お酒臭っ」
「……はぁ。起きてください、プロデューサー」
「酔い潰れただらしないプロデューサーを、わざわざ私が迎えに来てあげたんですけど」
「…………」
「……風邪、引くかもしれないから。早く起きて」
「……やっと起きましたね」
「おはようプロデューサー」
「今? ……22時過ぎくらいですけど」
「そう。プロデューサーが無様に酔い潰れた上に、誰も家を知らなかったから私が呼ばれたんです。あと、会計はもう済ませたって──」
「……プロデューサー、聞いてますか? 気分悪いなら、水くらいは持ってきますけど」
「そうじゃない? だったらなんで──」
「……え?」
「……別に。怒ってないです」
「いや怒ってないから。不機嫌でもないです!」
「違う。私は豚骨ラーメン2杯で我慢したのに、プロデューサーが私に無断で宴会を楽しんだこととか、全然怒ってないから」
「……なんですか」
「……あ」
「ち、違うのプロデューサー! ホントはもっと食べたかったけど、プロデューサーのことを思って2杯と半チャーハンだけで我慢したんだよ!」
「えっ? ……それでも多い?」
「…………」
「……………………」
「……プロデューサー、なんのことですか?」
「私がラーメン2杯って……そんなわけない。聞き間違えたんだよ」
「……うん、そう。そうだよ。私がプロデューサーを裏切るわけない。プロデューサー、大丈夫? まだ酔ってるなら私が面倒見てあげますけど」
「……そう。じゃあ、早く帰ろう」
「ここからならプロデューサーの家は徒歩で──ちょ、ちょっとプロデューサー!?」
「大丈夫ですか……!? 肩貸してあげるから、それでなんとか──」
「……っ!」
「……やっぱり自分で歩いてください」
「は? ……別に。何でもありません」
「…………」
「……ただ。今は、機嫌が悪いんです」
「……酔ってて覚えてないんですか?」
「首に“虫刺され”の痕があるんです。それもピンク色の」
「他にも香水。髪の毛」
「……私に黙って他の女と飲んだりするから」
「……はぁ」
「動かないでください。目も閉じてください」
「……プロデューサーはもっと女性を警戒すべきだよ」
「……ん」
「……これで綺麗になった」
「どうぞ。もう好きにしていいよ」
「……立てない?」
「……仕方ないね。私が肩を貸すよ」
「だから、早く家に帰ろう。私のプロデューサー」
弟を迎えに来たんですがで思いっきり噴き出してしまった 間違っては無い…のか…?