4か月で精密採点Aiで95点取るまでの記録
1. まえがき
カラオケ、それはいずれ避けられないイベントであり、人によっては苦手意識の強いイベントである。
…ということで(?)、こんにちは、MIC.です。今回は、カラオケに対して若干苦手意識を持っていた自分が、ハイスコアを狙うようになり、そして95点を取るまでの記録のようなものです。
※これらは独学によるものです。個人差がありますし、真似したからといって上手くなる保証はありません。あくまで参考程度に。
2.経緯(忙しい人は飛ばしていいよ)
まだ声変わりのしていない小学校低学年のとき、自分はカラオケで『栄光の架橋』を歌って90点を取りました。
ですが、それから十数年。声変わりして以降、90点どころか85点にすら届くことすら稀になっていました。また、喉も弱く、2、3ほど曲歌ったら喉が痛くなるほどでした。(ゲーセンで友人と会話する時も声を張る必要があるので、ゲーセン帰りにも喉が痛くなるレベル)
その最大の原因として考えられること、それはカラオケに行く頻度が激減したこと。小学生のころは、親に連れられてカラオケに行く機会が何度かありましたが、それ以降、“音ゲー”という趣味を見つけた自分は、カラオケに行くことはほとんどありませんでした。
そこに訪れた転機。それが友人たちとの飲み会や同窓会でした。大学生の飲み会は大抵二次会にカラオケに行くものです。そこでみんなの歌声を聴いて思ったのです。「あれ?みんな歌上手くね?」と。自分も歌うのですが、なんて言うんですかね、他人の歌より“やってやった感”?手応え?みたいなのがあんまり感じられなかったんですよね。
よく“友達の歌は他人の歌より上手く聴こえる”と言われています。もちろんそれもあるのですが、それだけでなく、自分はカラオケのレパートリーが少ないし、(音痴ではないにしろ)みんなより点数低いし、そして何よりすぐ喉が痛くなる。正直、「これはまずい」と思いました。
恐らく、今後も、そして社会人になっても飲み会終わりにカラオケに行く機会は増える。そんな中、数曲歌って喉を潰すようではいけないと。その危機感を抱いたのが今年(2025年)の1月。そこからカラオケ特訓が始まりました。
3.特訓開始
掲げた課題は3つ。
カラオケの持ち歌(レパートリー)を増やすこと。
歌っても潰れない喉にすること。
精密採点Aiで90点を取れるようにすること。
3番はなぜ精密採点Aiにしたかというと、それが一番採点基準が厳しいと思ったからです。世間的にも“JOYよりDAMの方が点数取りにくいよね”って思われている(はずな)ので、だったら厳しい方に慣れておいた方が良くないですか?ってことです。
第一フェーズ:とにかく歌う
最初の方は、特に何も考えずにひたすら歌うことにしました。とは言っても、この時はまだ喉が弱かったので、歌う時間は30分。隙間時間を見つけてはカラオケ店に駆け込みました。カラオケ館はいいですね。学生だとドリンクバー付きで30分で150円ですから、ゲーセン行くより安上がりなんですよね。
もしUSB接続のできるマイクをお持ちで、かつPCをお持ちの方。その人は、カラオケ@DAM for Windowsを契約しましょう。月1100円でコスパ最強、採点機能もお店と同じ精密採点Aiを使うことができます。歌い始める時間もやめる時間も自由。(流石に夜中はダメだけど)時間に追われることなくゆったりとカラオケを堪能できます。(ステマじゃないです)すぐ喉が痛くなってしまうので、喉タブレットも常備していました。龍角散タブレットのハニーレモン味、大変重宝しました。(だからステマじゃないって)
そして歌う曲は、その場で探すのではなく、日常生活で見つけるようにしました。街中のどこかで流れている曲や、テレビの音楽番組に耳を傾け、「なんとなくでもいいからこの曲知ってる」と思ったらスマホにメモをします。そしてカラオケで歌う。もちろん採点機能を付けて。歌ってみて、自分の満足できる基準の点数が出るか、自分が歌いやすいなと思った曲は、“カラオケレパートリー”という名前のYouTubeのプレイリストに加えました。自分が満足できる基準の点数はざっくりでいいです。当時の自分は、85点程度を一つの目安としていました。
第二フェーズ:”ただ歌う”を卒業する
何も考えずにただ歌い続けても伸びることはありません。こういう時は、人に改善点を聞くのが一番です。
軽音部に所属している友人に、自分の歌の録音データを聴いてもらいました。その時に言われたのが、「棒読み感がある」。要するに抑揚(声の大小の付け方)が足りないってことですね。確かに、精密採点でも、抑揚の値が伸び悩んでいました。
改善方法としては、「原曲の歌い方を真似する」こと。サビや盛り上がるところで声を大きくするだけでも効果があるとのこと。また、ボカロ曲はあまりお勧めできないということも教えてもらいました。歌っているのが人ではないですから、抑揚が付けづらいですし、音程も一般的なJPOPよりも取りづらい訳です。このことを教えてもらってからは、抑揚をつけることを最優先に意識して歌うようにしました。音程はある程度取れていた(当時は75%程度)ため、当時はかなりわざとらしく抑揚をつけていました。
これを繰り返していくうちに、だんだんと85点以上が安定して出てくるようになってきました。また、歌っていくうちに、レパートリーとして歌える曲以上の、“持ち曲”も生まれました。自分にとってはそれが『粉雪』でした。粉雪を何度も連奏していくうちにだんだんと点数が安定し、そして、特訓開始から約1か月、当時掲げていた目標の一つであった、90点越えを獲得することが出来ました。
あっさりと90点を取れた要因は大きく二つあると思っています。一つは、元から”音程を取る力”があったという点。歌い続けたことによって、元からあった音程を取る力に(声変わりによって失われた)歌う力が追いついてきたということですね。
もう一つが、自分が「音ゲーマー」であるという点(まさかの伏線回収)。音ゲーマーというのは、基本的にリズムを取るのが得意ですから、自然に採点項目の一つである”リズム”の値が高くなるということです。それに加えて、(自分が観測する限り)音ゲーマーは、カラオケも得意な傾向があるようです。(自分がアドバイスをもらった人も太鼓の達人を得意としているようでしたし、某三田さんも、カラオケを得意としているようでした)
第三フェーズ:横に伸ばす
第二フェーズでは、自分の得意曲の粉雪を何度も歌うことによって、90点を獲得しました。一つの曲に特化し、”縦に伸ばした”わけです。今度は、全体的なクオリティアップ、要するに”横に伸ばす”ようにしていきました。具体的に言うと、他にも90点を取れる楽曲を探す旅に出たのです。
もちろん、レパートリー候補曲探しも並行で続けていましたが、この辺りから、レパートリーに追加する基準をグッと上げた記憶があります。(初見で88点前後取れる楽曲くらいにしていたはず)
また、この時期からカラオケ店でもDAMとものアカウントでログインをして、積極的にデータを残すようにしました。
90点出る曲や、出そうな曲を探すこと約1か月半。4月も下旬に差し掛かる頃でした。いつもなら30分や1時間で切り上げるところを、その日は2時間パックで入店しました。その店では2時間まで料金が変わらなかったからですね。「どうせ途中で喉痛くなるだろうし、1時間ちょっとで帰るか」と思いつつ部屋に入り、いつも通りレパートリー候補曲や他の90点を超えそうな曲を歌ったりしていました。
そして、なんと入室当初の計画とは違い、退店予定時間通りに部屋を出ることになったのです。約2時間、休憩はほぼなしで歌い切ったのです。しかも、喉もさほど痛くない。特訓開始初期の30分で喉を痛めていた自分はもうどこにも居なかったのです。
こうなった要因は3つあり、一つ目は単純に喉が強くなったこと。二つ目は疲れない喉の使い方を体が自然と覚えてきたこと。そしてもう一つが、精密採点Aiの”抑揚”のシステムを理解したからです。
それまで、自分は「抑揚はつければつけるほどいい、つまり、声の差を極端に大きくすればいい」と思っていました。これは、DX-Gまでは正解でした。しかしながら、Aiでは、抑揚の差がありすぎると減点されるようになったのです。(他にも、急激に抑揚をつけると(突然声を張るなど)減点)つまり、今までのような”抑揚をできるだけ付けようと、サビで声を張る歌い方”から、”無理のない、自然な抑揚をつけた歌い方”に変わったことで、喉への負担が減ったという訳です。
これにて目標②もクリア。加えて、当時すでにプレイリストには40曲以上入っていたので、目標①も実質クリア。特訓も終了…すると思いました?
第四フェーズ:さらなる高みへ
4月の中旬辺りから、「これ、まだ伸びそうじゃね?」と思うようになっていました。ですが、満足に何度も練習するためには、喉が丈夫になっている必要がありました。(多分)というか喉痛い状態で無理やり練習したところで余計喉痛めるだろうし。
喉が強くなってきたことを確信した自分は、このフェーズへと歩を進めることにしました。
90の次にキリのいい数字ということで目標点数は95点。
とは言っても、このまま歌い続けても点数は伸びません(というかカラオケ行くたびに粉雪を1回は歌うようにしてたけど全然伸びてない)から、まずはシステム面の理解から始めました。
こういう動画とか、他の人が上げている記事とかを読み漁った結果たどり着いた結論が、”ひたすらにしゃくってみる”こと。加えて、楽曲も[生音]のバージョンから通常曲に変更しました。すると…
しゃくりには、表現力への加点に加えて、検知された箇所の音程を正解扱いにする効果もあるため、音程正確率の向上にもつながるわけです。
他には、サビ以外を原曲キーのままで歌うことにしました。自分はかなり低い声が出せるため、すべてをオク下で歌っていたのですが、最低音がなかなか安定しない。かと言ってすべてを原キーで歌うことは(自分の音域上)無理なので、原キーとオク下のいいとこどりをしました。
しかしまだ伸びきらない。そこで次にとった手段は、抑揚のさらなる強化と、しゃくる個所を決めるということをしました。
第五フェーズ:さらなる対策
これに関しては見せた方が早いのでお見せします。それがこちら \ドドン/
青:弱く歌う
黄色:しゃくりを入れる
DAMともに公開されている録音の採点バーをページごとにスクショし、そこに対応する歌詞をその下にくっつけました。その後、採点バーを見てしゃくれそうな部分(もしくは何度も歌ってきた経験則上しゃくりが付きやすい場所)にマーカーを引き、抑揚の強弱は、原曲を注意深く聞きながら強弱をメモしていきました。その成果がこれ。
確かに、先ほどよりも点数がほんの少ししか伸びていませんが、ここで注目したいのが素点、つまりAi感性ボーナスが足される前の点数。一つ前の画像では、素点が91.433点でした。一方、こちらでは、92.799点と、1点以上素点が伸びているのです。また、狙い通りしゃくりの回数が大きく伸びており、抑揚も若干ではあるものの伸びています。でもやっぱりこれ以上伸びない。そこで、自分はとある人に助けを求めました。
第六フェーズ:ヘルプコール
その人と自分は、別のゲームで知り合い、相互フォロワーとなりました。その人は時々カラオケで100点を出したことをポストツイートしており、「そういえばあの人、カラオケの採点で100点バンバン出してたな…」ということを思い出したのです。
正直、自分はラッキーでした。なんてったって、精密採点をやりこんでいる人に(ほぼ)直接話を聞けたから。ありがとう。チェイスチェイスジョーカーズ。
先ほどのリザルトを送り、「95点を取りたいのですが、どこが足りないですか?」と訊いてみました。すぐに、「裏技法が足りてない」との返答が。
裏技法というのは、しゃくり・こぶし・フォール・ビブラート以外の、感知されてもアイコンで表示されず、裏で表現力とAi感性に加点されている表現技法のこと。自分でも調べているときに何となく存在を認知していたのですが、当時の自分はそこまで重要視していませんでした。また、裏技法の一つであるアクセントに関しては、”強く発音しようとしたときに自然に検知される(意訳)”って言ってたしそこまで意識しなくてもよくね?とか思ってました。甘かったです。
そして、その返答と一緒に送られてきたのがこの記事。
この中でも自分はL字アクセントに着目しました。確かに、一番加点が大きいのはハンマリングかもしれませんが、意識して入れようとしてもなかなか検知されなくてですね…
それに、L字アクセントの説明文に書いてあった”フレーズ(バー)の頭で大きいこぶしを入れる”という一言が非常に分かりやすく、すぐにイメージをつかめました。アドバイスをもらった直後の結果がこれ。
嘘だろってくらい伸びた。一発で。Ai感性ボーナスが1点近く伸び、95点が手の届く位置にまで来た瞬間でした。
その後、さらに抑揚を意識した結果、94.8まで急接近。素点も93点台へ突入。しかし時間切れでその日は95点達成ならず。
悔しい気持ちとリベンジしたい気持ちが渦巻く中、二日後にリベンジ戦へ。すると二回目で…
ついに成し遂げました。初の95点です。聞きなれてきた90点台のBGMから、95点台のBGMに変わった時の祝福されている感が本当にたまらなかったです。
4.あとがき
以上が、精密採点Aiで95点取るまでの記録でした。95点の歌声を軽音部の友人に聞かせたところ、「話し声で歌ってるね」と言われました。痛い所を突かれましたね。
実際、自分は歌を歌う用の声ではなく、話し声の延長線上の声で歌っているので、もし100点を狙うのであれば、恐らくこれを直す必要があるわけです。でもそうなるとボイトレに通う羽目になるわけであって。流石にそこまではしたくないかな…
でも裏を返せば、そういう声でも音程がある程度取れるなら、小手先のテクニックや裏技を使えば95点は取れるってことですから。諦めるにはまだ早いですよ?
それと、90点以上を目指そうとすると、一般的な”歌が上手い”からかけ離れていく感じがしました。歌をカラオケ採点に寄せると、どんどん歌い方が不自然になっていくんですよね。多分、”歌うま”と”カラオケうま”が両立できるギリギリのラインが恐らく95点付近な気がします。
最後に。カラオケは点数がすべてではないです。採点ゲームはあくまでコンテンツの一つであるということを忘れないようにしましょう。
それでは。


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