ドラゴンズの計画にも名乗り続々…プロ野球『2軍本拠地』に自治体から熱視線 10周年の市が実感する効果と課題
それだけに、2軍本拠地の誘致に気合が入るが、加えて“地元を活性化してほしい”という思いもある。 地権者の遠松清仁さん: 「もともと津島市が(永和駅北側を)『南の玄関口』として位置づけをしていた。今の時点では玄関と言いながらも扉がない状態。しっかりとした企業に来ていただいて、この地域を活性化してもらうのが津島市への想い。地域が1つになってドラゴンズを一緒に誘致して盛り上げていけたらいい」
■誘致成功は“街の活性化”に繋がるのか 「SB」の例は
2025年に5年ぶりの日本一に輝いた「福岡ソフトバンクホークス」。ソフトバンクも、かつて福岡市内に2軍の本拠地があったが、手狭となったため移転を決意した。 公募で、33自治体の中から、2016年に50キロ離れた福岡県筑後市に移った。 7万平方メートルほどの敷地に、1軍本拠地「みずほPayPayドーム」と同じ大きさの球場を2つ構え、クラブハウスや寮も敷地内に完備されている。
さらに、充実した練習施設が立ち並び、ここから1軍で活躍する選手を何人も送り出してきた。 (リポート) 「特別に室内練習場に入らせてもらっています。まず天井が高いですね。そして広い。ここでもしっかりとした練習が出来そうです」
なぜ筑後市を選んだのか。公募で手が挙がった全ての候補地を見て回った、ソフトバンクの三笠杉彦GMに話を聞いた。 三笠杉彦GM: 「充実したすべての施設が含まれる施設を作りたい、というところでしたので。まずここは、7万平方メートルくらいあるんですかね。それに合うような土地を提供してくれることと、(1軍本拠地から)遠く離れていないというのが条件」 福岡市の「みずほPayPayドーム」からは、車でおよそ1時間。さらに、九州新幹線の駅が目の前にあり、博多駅から30分程という利便性。ソフトバンクが考える条件と合致したことで筑後市に決めたという。
筑後市の市長も、知名度アップに2軍本拠地の存在は大きいと感じている。 西田正治筑後市長: 「『筑後市は福岡県のどの位置にありますか?』というようなことが多かった。2軍本拠地ができて、「ホークスの2軍本拠地がある筑後市です」と。かなり知名度が上がった。その効果が1番大きいと思います」 実際、筑後市は誘致前からの人口減少率が0.5%と、周辺の自治体に比べて圧倒的に低く、“ホークス効果”が伺える。