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【中東最大のアルミメーカーが輸出削減を発表、日本人の生活にも影響か】 中東最大のアルミ・メーカー、エミレーツ・グローバル・アルミニウム(UAE)は一部の出荷停止を発表した。 ブルームバーグによると、同社の工場は、4月上旬にイランの報復攻撃で被害を受けたという。 UAEはアルミ生産量で世界5位、同じく中東のバーレーンが世界6位となっている(上位は中国、インド、ロシア、カナダ)。今回の戦争を受け、UAEに加え、バーレーンやカタールも相次いで生産を削減している。 ペルシャ湾岸諸国は世界におけるアルミ生産量の約9%を占め、湾岸諸国で生産されるアルミの65~70%が輸出されている。 アルミ製造に対する影響は中東にとどまらない。アルミ製造には大量のエネルギーが必要となるが、インド(生産量で世界2位)は日本ほどではないとはいえ、やはり中東の燃料に依存しており、同国最大のアルミ・メーカー、ヒンダルコ・インダストリーズは輸出削減の可能性について表明している。 アルミの需要はひっ迫しており、現在は前年同月比で64.6%高い3511ドル(1トン)で取引されている。 言わずもがな、アルミは私たちの日常生活に欠かせない。太陽光パネル、風力タービン、電気自動車(EV)用バッテリー、車両、航空機、ミサイル、ドローン、艦艇、電子機器・機械配線、家電製品、産業機器、缶詰、食品用ホイル、包装材、窓、ドア、外壁材、構造フレームなどなど、アルミが使われている商品を列挙すればきりがない。 原料費高騰に伴うメーカーの価格転嫁に世界の人々が備えなくてはならない。アルミ新地金を100%輸入に頼る日本もそうだ。そして、国民には徹底したリサイクルと消費量の削減が求められるだろう。 一方、戦争当事国の米国はアルミの輸出国(中国、ドイツに次いで世界3位)。無論、米国は輸出すると同時に輸入もしているのだが、当事国が戦争による恩恵を受け、周辺国がそのツケを払うとは全く理不尽な話である。
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