【日本の外交青書、その表現の移り変わり 2024年度版から2026年度版まで】(1/3)
日本の外交方針などをまとめた2026年版「外交青書」が公表された。スプートニクは、過去3年間で中国、ロシア、米国に対する日本の立場がどのように変化したか、また、 どのような側面が安定性や不変性を示しているかについて簡単にまとめた。
「情勢認識」に関しては、以下のように変化している:
2024年度版
・冷戦終焉以降の国際情勢を俯瞰すると、現在、国際社会は再び歴史の大きな転換点にあるといえる。
2025年度版
・現在、国際社会は再び歴史の大きな転換点にある。
2026年度版
・自由で開かれた国際秩序は、大きく動揺している。パワーバランスの変化や地政学的競争の激化を受け、歴史の大きな変革期にある。かつての「ポスト冷戦期」といわれた比較的安定した時代は既に終焉えんを迎えたといえるだろう。
日中関係
中国をめぐっては、昨年まで使用されていた「最も重要な二国間関係の一つ」という表現の記載が見送られた。
2024年度版
・最も重要な二国間関係の一つ。
2025年度版
・最も重要な二国間関係の一つ。
2026年度版
・重要な隣国であり、様々な懸案と課題があるからこそ、意思疎通を継続しながら、国益の観点から冷静かつ適切に対応していく。
・戦略的互恵関係を包括的に推進し、建設的かつ安定的な関係を構築していくことが一貫した方針である。