観光マップにはない場所で、心に残る体験を。チェンマイの村の1日
チェンマイの奥地へ──カレン族の村に向かって
チェンマイ市内から車で約1時間半。アスファルトの道を外れ、山の緑に囲まれた道を進んでいくと、カレン族が暮らす村にたどり着きました。観光ガイドに載っているような有名な場所ではないけれど、驚きとあたたかさに満ちていて、今も心に残っています。
今回は、そんな「観光地ではない場所で、心に残る体験」ができたチェンマイの少数民族の村での一日を、写真とともにご紹介します。
自然とともに暮らす村を歩く
カレン族が暮らす小さな村。出迎えてくれたのは、穏やかで優しい雰囲気のヤティーさん。ウェルカムドリンクとして出されたのは、村で焙煎されたコーヒーと香り高いお茶。初めて来た場所なのに、どこか懐かしさを感じさせるスタートでした。
植物を摘み、食べながらの散策
午前中は、ヤティーさんの案内で村を歩いて散策。何気ない道端に生えている植物をひとつひとつ丁寧に教えてくれます。食べられる葉や根、シャボン玉が作れる植物、音の鳴る葉っぱ──そのどれもが、生活の一部として根づいていることを実感しました。
特に印象的だったのは、「これは食べられるよ」といって手渡された草を、すっと口に入れる体験。日本では“雑草”としか感じない草花を散策しながら味わっていました。
カレン族の文化にふれる時間
ソンクランの儀式とおもてなし
ちょうどソンクラン(タイの旧正月)の時期だったため、特別な体験もありました。年長者が年少者に水をかけて祝福する伝統儀式を、私たちにも行っていただきました。何か儀式で清められるような不思議な感覚と、村人の笑顔がとても印象的でした。
自然の色で染める、手仕事の体験
文化体験として行われたのが、自然素材を使った染色体験。村で採れた植物から染料を作り、布を染めていく過程は、素朴で丁寧な暮らしの一端を感じさせてくれました。
村のコーヒーと、素朴な味わい
村で取れた豆を挽いて淹れた村のコーヒーは、味わいだけでなく、その時間までも特別にしてくれました。贅沢なひとときでした。
子どもたちと過ごしたあたたかなひととき
笑顔と元気にあふれる遊びの時間
午後には、ヤティさんの家で遊んでいた子どもたちと、偶然一緒に遊ぶことに。気づけばあっという間に仲良くなり、家の中で前日まで行われていた水かけ祭りごっこだったり…とにかく元気で動きっぱなしでした。心から楽しい時間になりました。
地震の爪痕と、改修中の新しい保育所
最後に訪れた保育所には、2025年の3月に起きた地震の爪痕が今も残っていました。壁にはヒビが入り、現在は新しい園舎の整備が進められているとのこと。それでも子どもたち、村の人たちは明るく、生き生きと笑っていて、その姿に力強い希望を感じました。
観光地ではない場所で、心に残る旅を
暮らしにふれる旅が教えてくれたこと
観光地のような派手さはないけれど、この村で過ごした一日は、旅先で「人の暮らし」にふれることの大切さを教えてくれました。
村に生える植物を食べ、伝統を体験し、子どもたちと触れ合う。ただの観光では味わえない時間でした。
チェンマイを訪れる人には、ぜひこうした“暮らしにふれる旅”を体験してみてほしいです。普通の観光では体験できない、人の営みと温もりがありました。
今回の旅をアレンジしてくれた方のご紹介
今回のツアーは、チェンマイでローカルツアー事業をしている坂田さんが案内してくださいました。坂田さんのnoteでは、カレン族の村との関わりや、タイ北部での暮らしについても紹介されています。地域に根ざした旅に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
村の保育所を応援する募金活動について
訪れた幼稚園は地震の影響で建て替え中でした。子どもたちが安全に遊び・学べる場所を取り戻すため、保育所の新設を支援する募金活動が行われています。詳しくは以下のリンクをご覧ください。


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