見覚えのない“小豆”を見かけたら「ゴキブリの卵」かも!?気づかず放置→大量発生という地獄絵図を回避するためにチェックすべき場所
見つけたらポリ袋に入れてつぶす
ちなみに、卵鞘は硬い殻状で薬剤をかけても中の卵にはほとんど効き目がありません。 そのため、卵鞘を発見した場合は勇気を振り絞って「剥がして、つぶして、捨てる」しかありません。 剥がす際は、指で手前に外すのがポイントです。割り箸などを使って恐る恐る剥がそうとすると、弾いて見失ってしまうかもしれません。 剥がした卵鞘はポリ袋などに入れて、口を縛ってからつぶしてください。つぶさずに捨てると、袋の中で孵化して脱出してしまう可能性もあります。
駆除対策も忘れずに
そして、気持ち悪いかもしれませんが、可能であればつぶした卵鞘の中身も確認してみてください。粒々の卵が出てきたら孵化する前なので、40日以内に産んだものと推定できます。 しかし、すでに孵化したあとの場合は厄介です。いつ産んだものかわかりませんし、孵化した幼虫や育った成虫がまだ生きていて、どこかに隠れているかもしれません。 そのため、駆除対策も忘れずに実践してください。 詳しく読む ▶「ゴキブリを25年以上飼育し続ける研究者に聞く“G”が嫌がる環境の作り方 有効なのは「捕獲器」と「毒餌」のWトラップ!」 「捕獲シート」と“ベイト剤”と呼ばれる「毒餌」は、どちらか片方だけ仕掛けている人が多いと思いますが、両方仕掛けた方がより駆除できる可能性が高まります。 各部屋の隅に1〜2個ずつ設置するのを目安に、全ての部屋に仕掛けてください。 シンクの下や冷蔵庫の裏など、卵鞘が産み付けられやすい場所に仕掛けておくと、発生の予防にも駆除対策にもなります。 そもそも人目につきにくい場所で産卵することが多いのに、見た目も卵とは気づきにくいクロゴキブリの卵鞘。日々安心して過ごせるようにするためにも、定期的なチェックを心がけてみてください。 小松謙之(こまつ・のりゆき) 株式会社シー・アイ・シー 博士(学術)研究開発部 執行役員。2000年頃からゴキブリを飼育し、ブログ「ゴキブログ」、YouTube「ゴキブログチャンネル」で情報を発信中。 画像提供=株式会社シー・アイ・シー 取材・文=有竹亮介
小松謙之