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「All for Streamers」を合言葉に、日本発のグローバルな配信サービスを共に創る

ミラティブはスマホ1台でゲーム配信ができるMirrativアプリのサービスを提供し、2018年創業以来、飛躍的な成長を続けてきました。2025年5月26日に行われたミラティブグループ 新規事業・戦略発表会においては、配信者が視聴者とより深い関係構築や収益化を図るためのツールCastCraft」(キャストクラフト)を開発・提供する株式会社キャスコードのグループジョインを発表し、より多くの配信者に価値を提供していく構想を掲げました。

今回は株式会社ミラティブの代表取締役である赤川 隼一と、株式会社キャスコード代表取締役の中川 翔太が対談し、キャスコードのグループジョインまでの道のりと、新たなタグラインである“All for Streamers”に向けた今後の展望について語ります。

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ミラティブが新規事業を発表 “All for Streamers”を掲げ全配信者への支援をスタート

・プラットフォーマーの枠を超えて、“すべての配信者を応援する企業”へ ミラティブCEOが語る、次なる一歩


株式会社キャスコード 代表取締役 中川 翔太
東京大学法学部卒業後、リブライトパートナーズ株式会社にて東南アジアを中心としたVC投資に従事。その後、GMO VenturePartners株式会社にて数十社へのベンチャー投資および経営支援を手がける。同社在籍中には、アジア各国のスタートアップにシード投資を行うGMO Global Payment Fundの立ち上げに関与し、アジアでの投資担当先のうち複数社がユニコーン企業となる。2018年3月に株式会社キャスコードを創業し、ストリーマー向けサービス「CastCraft」を展開。

株式会社ミラティブ 代表取締役 赤川 隼一
慶応義塾大学環境情報学部卒業後、2006年DeNAに新卒入社。最年少執行役員として海外事業、ブラウザゲーム事業等を管轄。2015年、同社の事業として「Mirrativ」を開始。2018年2月に、Mirrativ事業をDeNAからMBOして株式会社ミラティブを創業、現在までに約100億円を資金調達。「わかりあう願いをつなごう」をミッションに、日本発の新たなコミュニケーションの形を世に展開している。

「世界で戦えるプロダクトを作りたい」アジアの起業家たちとの出会いが転機に

―まず、中川さんのこれまでのキャリアについてお聞かせください。

中川:大学卒業後、東南アジアを主軸にベンチャーキャピタルの投資業務に7年ほど携わりました。巡り合わせが良かったこともあり、担当した投資先から7社ほどユニコーン企業が生まれました。

生命力の塊のようなアジア現地の起業家たちに対して憧れを抱くようになったのが、起業を考えたきっかけです。自分も同じように世界で戦えるプロダクトを作りたいという気持ちが高まり、2018年に株式会社キャスコードを設立しました。

共同創業者の松下がゲーム配信を行っていたこともあり、この分野で事業構想を練っていきました。何度かピボットしながら試行錯誤して1年ほど経ったとき、作ってみたLPに大きな反響があったことからCastCraftが誕生しました。

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―そこからどんな道を歩んできたのか教えてください。

中川:創業以来、マネタイズよりも配信者を集めることを重視して取り組んできました。ユーザー数を増やしながら堅実な成長を続けていましたが、2024年からはそれまでのことが嘘のように数字が大きく伸び始めました。新たに実装した機能が大ヒットしたわけではなく、地道に諦めず積み重ねてきたものが、急成長に繋がりました。その間もCastCraftのユーザーと真摯にやりとりを続け、サービス改善に活かしてきました。

赤川:ユーザーと深い信頼関係を築いているのが中川さんの強みです。あるプロジェクトの検証でCastCraftのヘビーユーザーに声をかけた際、「中川さんの声かけならやりますよ」と協力してくださる方が多かったんです。中川さんは「ユーザーが主役」ということを忘れず、自分自身は裏方に回るスタンスを徹底しながら事業を育んできたのだなと感じます。

配信者をエンパワーし、人が元気になる場所を作りたい

―お二人の出会いについてお聞かせください。

赤川:出会いは2024年秋に開催されたVC主催のイベントです。登壇者として参加者リストを眺めていたところ、キャスコードというはじめて見る社名が目に留まりました。自分の事業領域に関する出来事は世界中の情報をウォッチしているつもりでしたが、ゲーム実況に関するツールを開発している会社なのに今まで自分がその存在を知らなかったことに驚きつつ、面白そうな会社だと興味を持ちました。

後日イベント主催者につないでもらって中川さんとお話ししたら、プロダクトの質の高さと起業家としての姿勢が素晴らしいと感じました。配信者に向き合い続けて数年経ってからJカーブ的に事業が伸びた点はミラティブも似ていて、経営者として共感できる部分も多かったんです。

中川:赤川さんから声をかけていただいて率直にうれしかったです。私たちは配信者がコミュニティやコンテンツを作る手助けをすることで、人が元気になれる場所を増やしたいという思想でサービス運営してきました。これはミラティブが目指す未来とも共通すると思います。一方で、ミラティブは大きな資本を集めて自らプラットフォームを作るというキャスコードとは異なる戦い方をされてきました。お話をしてみて、互いの事業の共通点や違いを理解していきました。

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―そこからグループジョインの話が進んだのでしょうか?

中川:ちょうど私たちが資金調達先を探していて、赤川さんからグループジョインの提案を持ちかけられました。お話ししていく中で、ミラティブが株主に入った方がCastCraftをグローバルにより大きく成長させられると確信したのと、それまで弊社に投資いただいた外部株主の方々にリターンをお返しできる座組みであったことから合意に至りました。

赤川:
CastCraftには伸びしろがあるものの、数年前と比べると売上や利益の数値がより重視される経営環境になっており、資金調達の難易度は一定あると想像できました。私たちも事業初期に「ゲーム配信事業は儲からない」と言われ続け、実際にこの領域の世界中のスタートアップはほとんどうまくいかず撤退していった中で、ミラティブはその常識を覆してきた実績があります。私たちの知見やアセットを活かせばキャスコードの成長を助けられるだろうと思い、声をかけました。

中川:CastCraftストリーマー全体の圧倒的な影響力やコミュニティの力と、ミラティブがこれまでに蓄積してきた配信者向けの収益化ノウハウやアセットは、非常に相性が良いと感じました。


ユーザーだけに向き合い続けたキャスコードの姿勢に共感

―キャスコードをグループに迎えた背景にある狙いをお聞かせください。

赤川:昨年からMirrativアプリの外に事業を展開する構想を練りはじめ、機会を探っていました。キャスコードに先立つ形でアイブレイドのグループジョインの話が進み、ミラティブ外の顧客・配信者の方々と直接話しながら解像度も上がっていく中で、ミラティブが新たに目指す方向性は“All for Streamers”という言葉に落とし込まれていきました。

そんなとき、まさに配信者に向き合い続けてきた中川さんと出会いました。CastCraftは特定のプラットフォームに依存することなく、配信者に価値を提供するサービスです。資金調達してさらなる成長を遂げたいキャスコードと、より広く配信者に対して価値を提供していきたいミラティブ。お互いの課題も一致しているのですから、一緒に手を組むことはとても自然なことでした。

―赤川さんから見たキャスコードの魅力を教えてください。

赤川:まず、良い意味で中川さんが“マッド(狂気的)”なところですね。中川さんの経歴を考えると、独立してゲーム配信・ライブ配信の領域で挑戦することは、普通だったらありえません。でもそれは、日本発のグローバルプロダクトを作りたいという野心が燃えているからこそ選べる道だとも感じます。

また、キャスコードはじわじわと成長していたものの、売上については優先度を下げて5年間ユーザー増加にだけ向き合っていたんです。かつてユニコーン企業の華々しい姿を見てきた人が、CTOと2人きり、下北沢のオフィスにこもってひたすらユーザーに向き合い続けたことは、狂気をはらんでいると思います。

スタートアップは、創業から2年間ほどはお祭り感覚で頑張れるものです。しかし、落ち着いてくると銀行口座の数字がすり減っていく恐怖心と戦い続けることとなり、創業期の想いもブレていきがちです。それでもキャスコードはブレることなく、ユーザーのことだけを考え続け、いわゆる「Jカーブ」的な急成長の日・プロダクトマーケットフィットを迎えています。そこに同じ起業家として、尊敬の念を抱いています。

―中川さんは、赤川さんやミラティブに対してどのような印象を持っていますか。

中川:ミラティブは多額の資本を集め、周囲からの注目も浴びて華々しい成長を遂げていますが、その裏側にはきっとつらい日々もあったと想像できます。赤川さんには、自分とは異なる種類の“地獄”をくぐり抜けてきたからこそにじむ狂気があると感じています。特に、リスクを認識したうえで迅速かつ果断に判断する力は、自分に足りていない部分ですし、吸収していきたいと思っています。

また、ミラティブのメンバーには、ゲームで言うところの“SSR”のようなスキルやマインドを持った人がたくさんいます。そんな人たちと一緒に仕事ができて、刺激を受けています。

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赤川:ミラティブの仲間は本当に優秀だなといつも誇らしく思っているので、これまで多くのユニコーン企業を見てきた人にそう言ってもらえるとうれしいですね。

プラットフォームを問わず、世界中の配信者へ価値提供を

―グループジョインして良かったと感じていることをお聞かせください。

中川:私たちだけなら1年かかりそうな仮説検証を1〜2ヵ月で回すことができるようになったことに、大きなメリットを感じています。このスピード感でインサイトを集められれば、今までより一層プロダクトをより良いものにしていけるはずです。

また、赤川さんは非常に解像度高く事業を理解したうえで、大胆なアドバイスをしてくれます。ユーザーと向き合ったり、開発チームと接したりしていると、ついそれぞれの立場を考慮し、ぼんやりとした意思決定をしてしまいがちですが、赤川さんはそれらをとっぱらって、「こうあるべき」という視点を提案してくれます。

赤川:キャスコードの成長に対してサポートしつつも、最終的な経営判断は中川さんがすることだと思っています。その判断の手助けになるよう、「顧客視点で考えたときにどうなのか?」 ということを投げかけるようにしています。

これまでCastCraftは、ほとんど2人の創業者の手によって作られてきました。グループジョイン後はミラティブのメンバーが、デザインや開発などのサポートをすることも増えています。

中川:トップレベルのメンバーからのアドバイスや技術提供をいただきながら開発を進めることができて、感無量です。

赤川:逆にミラティブのメンバーも、いつもと異なるものづくりの環境に触れることで、自分たちの仕事のやり方を改めて考え直す機会になっているようです。お互いに良い刺激を与え合う関係性が築いていけると思います。

―今後の展望をお聞かせください。

中川:CastCraftを世界中で使われるプロダクトにするために、必要なことをやっていきます。

1個目に、オンボーディングに言語を必要としないUXの実現。これはミラティブの超優秀なデザイナーの方々と試行錯誤をしています。

2個目に、日本ならではの差別化ポイントとして特にVTuberに寄り添い、VTuberの配信に欠かせないソフトウェアとしての立ち位置を確立すること。この際は、既に発表されているアイブレイド「ぶいきゃす」との取り組みを皮切りに、ミラティブの様々なアセットとも連携していくことを想定しています。

3個目に、グローバルでプロダクトを広めていくためのチームの確立。このハードルはものすごく高いと思っていますが、「我こそは」という方はぜひ連絡をいただきたいです。

赤川:ミラティブもこれまで何度かグローバルにチャレンジしてきましたが、思うような成果を出せませんでした。過去の失敗も踏まえて、Mirrativアプリをそのまま海外展開するよりも、Mirrativアプリで培ったアセットを、CastCraftなどの力を借りながら最適な形で展開する方が現実的だと考えています。

これまで私たちはMirrativアプリ上の配信者を中心に価値を提供してきましたが、キャスコードと手を組むことで、プラットフォームを問わず配信者に価値を提供できるようになります。そう遠くない未来に、“All for Streamers”の旗印のもと、世界中で使われるものをいっしょに創り上げていきたいです。

▼関連記事もあわせてご覧ください。
・ 株式会社ミラティブ 代表 赤川隼一 × 株式会社アイブレイド 代表 妻木泰夫対談
note:https://note.com/mirrativ/n/nb5ac69023779
YouTube:https://youtu.be/nNKBf62x3og 


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