愛とは自由にさせること。
誕生日に母親から「おめでとう」と電話が来た。ありがとうと言うと「俺(母親の一人称は俺)は昨日はボーリングで、今日は麻雀だ」と言った。七十になる母親の趣味はボーリングと麻雀とパチンコ。母親から「ボーリングのアベレージいくつだったと思う?」と聞かれたので「150?」と言うと「168だ!!奇跡だ!!こんなことは二度と起こらない!!褒められまくったぞ!!いっしっしっしぃ〜!!」と、妖怪のように笑った。
東京在住の男性A様から「今日誕生日だってことが急に天から降ってきたわ!おめ!」と連絡が来た。野球を愛するA様からは、昨年「誕生日おめでとう!おめでとうの気持ちを込めて、素振りを百回しました」と連絡をもらった。他人の誕生日なのに、自分の話しかしない人が私は好きなのだと思う。生まれて来てくれてありがとうと言われるより、その人が自由に好き勝手に楽しそうに生きている姿を見せてくれる方が、元気をもらう。
神戸在住の女性R様から「おめでとうと言いに行きたい」と連絡が来た。待ち合わせ場所にバイクで行くと、R様は瓶ビールを注文した。店員さんがグラスをふたつ持って来た。私は「俺はバイクだから飲めないね」と言って、空のグラスで乾杯した。R様は「私ばかり楽しんでる」と言って、しっかりと全部飲んだ。家に行き、私が買った緑茶を、私が淹れた。R様は「立場が逆だね」と言いながら、お茶をお代わりして、煎餅を全部食べた。この人は本当におめでとうを言いに来ただけなんだなと思って、敬服した。言行一致の女だ。
高校の同級生であるGから「年一の爪ちゃん記念日フゥー」と連絡が来た。Gは「K(高校の同級生)の娘は今日高一入学式だそうです」「一巡」「二十五年で一巡ってなんか一つの正しさ感あるよな」「四半世紀」「自分がやりたいかはべつにしてそういう人が周りにいるのはありがたいわ」「つうか爪ちゃんスタンプつくってよ」「べつに売るとかじゃなくて」「おもろいから」「使いたい」「てか爪ちゃん誕生日お釈迦様と一日違いなんだ」「お坂様なんや」と、立て続けにラインを送って来た。なんだこいつ、うるさいなと思って「お坂様や」と返信をしたら、連絡が途絶えた。
うざいなと感じることもあるけれど、みんな死ぬんだなと思うと感慨深い。小さな子供も月日を重ねて、ぴちぴちの肌を徐々に劣化させながら、最後にはしわくちゃのおじいちゃんやおばあちゃんになってこの星を離れる。正しくなんて生きなくていいから、楽しく生きていて欲しいなと思う。見逃していたが、母親から留守番電話が入っていた。そこには「母だぞ。元気でな」と音声が残っていた。当たり前だが、死んだらその人の声も聞けなくなる。規則やルールで縛ることは、本当じゃない。愛とは、自由にさせることだと思った。
おおまかな予定
4月10日(金)東京都千代田区界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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ばっちこい人類!!うおおおおおおおおお!!


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