なぜパキスタンが、イランーアメリカを仲介できるの??
僕はパキスタンと関わって9年くらいになりますが、これまで、日本で報じられるパキスタンといえば、テロとか戦争とか災害ばかりで、いいニュースはほとんど見たことがありませんでした。パキスタンの人々はとても優しく、旅行者にとっても安全なのに、イメージが悪すぎるのが残念でならなかったのです。
ところが最近、パキスタンがポジティブな感じで日本のニュースに取り上げられるようになってビックリしています。イラン戦争が始まって以降、パキスタンのタンカーが、いち早くホルムズ海峡を通り抜け、パキスタンはトルコやサウジアラビアなどと共に米ーイランの停戦を仲介していると報じられました。
当初は「パキスタンがほんとにそんなことできるの??ビックマウスでは??」と、半信半疑でこうしたニュースを聞いていたのだけど、ここにきていよいよ、パキスタンが停戦を仲介し、アメリカーイランの条件交渉が首都イスラマバードで行われる、というニュースが飛び込んできました。
それに合わせて、イスラマバードは4月9日から休日になり、行政機関が集中するエリアにある随一の高級ホテル「セレナ」では、お客さんたち全員に今日中にチェックアウトするよう求めたそうです。これから数日の間、全世界の注目が、僕が慣れ親しんだイスラマバードに集まるのだと思うと、なんだか誇らしい気持ちです。ぜひ、この交渉は、なんとか戦争が終わる方向でまとまってほしいです。そしたら将来、「イスラマバード合意」なんて呼ばれるのかな?なんて、期待しています。
なぜパキスタンが??
ところで、なぜパキスタンがこんな調停ができる能力があるのでしょう?僕自身、気になったので、AIに聞いてまとめてもらいました。以下、その要点コピペします。
1. イランとの深い歴史的・宗教的つながり
パキスタンの人口(約2億5,000万人)のうち、推定15〜20%がシーア派ムスリムであり、イラン系の指導者ハメネイ師の死後、国内の宗派的緊張も高まっていた。 Al Jazeeraイランとパキスタンは長い国境を共有し、文化・言語(ペルシャ語の影響)・宗教的な絆がある。イランはイスラマバードでの交渉に「より安心感を持てる」とされており、これがパキスタンの仲介を受け入れた理由の一つとなった。 France 24
2. 米国との複雑だが維持されてきた関係
パキスタンは9.11後の「テロとの戦い」において非NATOの主要同盟国として機能した。2011年のビン・ラディン殺害(パキスタン領内)などで関係は悪化したが、チャンネルは保たれてきた。トランプ大統領は「パキスタンはイランをほとんどの国より知っている」と述べており、パキスタンへの信頼を示した。 France 24
3. サウジアラビアとの戦略的同盟
パキスタンとサウジアラビアは2025年に戦略的相互防衛協定を締結。これによりイスラマバードは完全にテヘラン側に立つことはできないが、逆にリヤドとの信頼も担保されており、スンニ派の主要国との橋渡し役も担える。 France 24
4. 中国との緊密な関係を活用
パキスタンは中国と非常に緊密な関係を持ち、イシャク・ダール外相は北京を訪問して中国の王毅外相と会談。中国はイランの最大の貿易相手国であり、パキスタンを通じてイランへの影響力を行使した。 France 24
米国の報道では、中国がイランと米国の双方に圧力をかけて停戦を実現させたとされており、パキスタンはその橋渡し役として機能した。 SUBKUZ
5. 「中立的な第三国」としての立ち位置
GCC(湾岸協力会議)内部の意見対立により、カタールやUAEなどの湾岸諸国が仲介役を担えなかった。カタールは仲介役を断ったとされ、パキスタンが「両者とつながりを持つ自然な選択肢」として浮上した。 Al Jazeera
パキスタンはイスラエルを国家承認していないため、イランはパキスタンを親イスラエル国家とみなさず、交渉の場として受け入れやすかった。 France 24
6. 現実的な経済的動機
パキスタン自身がホルムズ海峡封鎖の影響を直接受けており、原油・ガスの輸入コスト上昇と湾岸出稼ぎ労働者からの送金減少に苦しんでいた。停戦実現は自国の経済的利益にも直結していた。 France 24
7. 多国間の連携を主導
パキスタンはサウジアラビア、トルコ、エジプトの外相をイスラマバードに招集し、多国間の和平イニシアティブを構築。単独での仲介ではなく、イスラム圏の主要国を束ねる「ハブ」として機能した。 Al Jazeera
ここまでが、AIによる要約です。たしかにパキスタンは、イランともアメリカとも、湾岸諸国とも中国とも関係があって、絶妙な位置にあるイスラム国家なのだと、勉強になりました。また、個人的にパキスタンは、イスラム国家としてはインドネシアの次の人口が多く影響力があること、エリートの人たちはめちゃくちゃ英語が上手で頭がよく、アメリカや英国には優秀なパキスタン人がたくさん住んでいることも、今回のような交渉ができる理由の一つなんじゃないかな、と思いました。
一方、パキスタンはイスラエルを国家承認しておらず、イスラエル側も「イランの次の敵はパキスタン」という意見が強いらしく、イスラエルを巻き込んだ停戦合意がパキスタンでできるのかな?とも思います。
とにかく、こうやってパキスタンが世界の舞台で活躍してくれるのは嬉しいこと。交渉を応援しながら見守りたいと思います!


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