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自我を出したら嫌われると思っている人に必要なのは、自我を抑えることではなく、人によって自分の自我がどう引き出されるのかをマッピングしていくこと、つまり相手との関係の中で自然にプロンプトされる形で自分を知っていくこと。 自我を一枚岩のように捉えてしまうと、「これが本当の自分だからどこでも同じように出さなければいけない」か、逆に「嫌われないように全部抑えなければいけない」かの二択になりやすくて、そのどちらも無理が出る。 自分というのはもっと可変的で、相手や場によって引き出される部分が変わるほうが自然で、ある人の前ではよく話すし、別の人の前では静かになるし、また別の関係では少し皮肉っぽくなる、といった違いは、人格や性格がブレているのではなく、その関係性の中でどの側面が立ち上がるかが変わっているだけにすぎない。 自分が関係性や場によって変わることを迎合や偽りと捉えてしまうと、自分をどこでも同じ形で固定しようとしてしまい、結果的に無理が出るし気疲れも増える。関係ごとの適切な出力の違いとして捉えられるようになると、その都度のやり取りに合わせて自然に調整できるようになる。むしろそのほうが、自分を削っている感覚も少なくて済む。
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