イスラエルのレバノン攻撃、国際的な批判高まる 停戦に含めるよう求める声
(CNN) イスラエルが8日にレバノン各地で実施した大規模攻撃を巡り、国際的な反発が強まっている。一連の攻撃で182人が死亡、890人が負傷しており、米イスラエルとイランの間の不安定な停戦を揺るがす恐れが出ている。 【映像】イスラエルがレバノン首都を攻撃、惨状広がる パキスタンは攻撃を非難し、自国が仲介に関わった停戦合意の対象にレバノンも含まれると主張した。ただ、トランプ米政権とイスラエルのネタニヤフ首相は、今回は停戦はレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対する作戦には適用されないとの認識を示している。 フランスのマクロン大統領は、イスラエルによる「無差別的な」レバノン攻撃を非難。「停戦の持続可能性に直接的な脅威を与えるものだ」と指摘した。 英国のクーパー外相はタイムズ・ラジオとの9日のインタビューで、イスラエルによるレバノン攻撃を「極めて有害」と評し、英国は「レバノンが停戦に含まれること」を望むと語った。ロイター通信が報じた。 スペインのサンチェス首相は、ネタニヤフ氏による「人命と国際法の軽視は容認できない」と表明。同じくレバノンを停戦に含めるよう求めた。 イタリアのタヤーニ外相はレバノンのアウン大統領に電話をかけ、「正当性がなく受け入れがたい攻撃」を巡り連帯の意を表明した。 カタール外務省は一連の攻撃を「凶悪」と非難。イスラエルに「殺りくを停止」させるよう国際社会に呼び掛けた。 トルコ外務省は「最も強い言葉」で攻撃を非難し、「平和と安定の確立を目指す国際的な努力」を損なっているとしてネタニヤフ政権を批判した。 国連や非政府組織(NGO)からも批判が相次いでいる。 国連のグテーレス事務総長は報道官を通じた8日の声明で、攻撃を「明確に」非難し、「停戦に重大なリスクを及ぼす」敵対行為に終止符を打つよう呼び掛けた。 赤十字国際委員会は、レバノン各地の人口密集地域で発生した死と破壊に「憤り」を覚えると表明した。