センサーなどから得た現実空間の情報を基に、ロボットやクルマの自律的な行動を実現するフィジカルAI(人工知能)。ロボット導入の敷居を下げ、従来は難しいとされてきた作業もこなせるとして、急速に注目度が高まっている。グローバルで強い競争力を誇る日本の産業ロボットメーカーは、こぞってその技術を取り入れ用途の拡大を狙う。大手ITベンダーもフィジカルAIを利用した事業拡大の機会を伺う。一方、フィジカルAIが鍵を握るヒューマノイド(人型ロボット)では、日本勢は米国や中国に大きく後れを取っている。ロボットや産業機器の制御に大きなパラダイムシフトをもたらすフィジカルAIの勝ち筋はどこにあるのか。日本を中心にロボットメーカーやITベンダーの最新動向と戦略を探る。
フィジカルAI、日の丸ロボットの勝算
- 第1回
- フィジカルAIは日本の好機、米中と違う勝ち筋3つ FAに起こる地殻変動
- 第2回
- ファナック、フィジカルAIに本気も人型ロボは静観 自前主義から脱却も
- 第3回
- 安川電機、人型ロボをオフィスへ フィジカルAIで「臨機応変」実現
- 第4回
- 日立やNEC、フィジカルAIで脱「人月商売」 リアルな現場も効率化
- 第5回
- ソフトバンクG、フィジカルAIに名乗り 通信がロボにもたらす賢さと速さ
- 第6回
- 人型ロボット、中国が圧倒的に先行 日本はコア部品技術で挽回へ
- 第7回
- NVIDIA、フィジカルAI基盤を支配へ 通信やデジタルツインにも浸透(2026.04.10公開予定)