中京学院大の移転で土地建物を譲渡・貸し付け契約 岐阜・多治見市
岐阜県多治見市は1日、来年4月に同市へ移転する中京学院大学との間で、キャンパスとして利用する旧笠原中学校と旧准看護学校の譲渡と貸し付けについての契約を結んだ。両建物と中学校の土地は無償譲渡、准看護学校の土地は10年間、無償で貸し付け、その後は1年ごとに更新する。
旧笠原中学校は今年3月末で閉校となり、4月から市立笠原小学校と統合され、義務教育学校になる。4階建ての校舎や2階建ての体育館など計11棟があり、総延べ床面積は約8650平方メートル。大学によると、建物の一部を解体、改修するほか、新しく校舎を建築するという。
JR多治見駅前にある旧准看護学校も3月末で閉校に。3階建て延べ床面積約620平方メートルの建物と土地は市医師会が所有していたが、事前に市へ寄付された。大学は駅前キャンパスとして活用する。
現在、中津川市と瑞浪市にあるキャンパスには経営学部、看護学部、短期大学部があり、学生数は計約700人。少子化が進み、定員充足率は7割に満たない現状と、キャンパスが2カ所にあることで人件費などの固定費もかさみ、財務状況の悪化が移転の背景にあるという。移転一元化が決まったこともあり、今年度に入学する学生の志願者数は前年度の156人から311人に増えたという。
契約を締結した同大学を運営する学校法人中京学院の中谷浩美理事長は「地域に喜ばれる人材を育成し、100年続く大学を目指す」と決意を述べた。