【Google Antigravity】【Github】開発サイクルを自動化する
はじめに
この記事では、Google AntigravityとGitHub MCP (Model Context Protocol) を組み合わせて、Issue起票から実装、Pull Request (PR) 作成といった、開発における一つ一つのタスクを自動化する方法を紹介します。
「仕様書を渡して、Issue切って実装してPR作って」
これら一つ一つの作業をエージェントに任せることで、人間はより本質的な「設計」や「レビュー」に集中できるようになります。
概要
今回は以下のようなフローで人のチェックを挟みつつ自動化スキルを作成しました。
準備
まずは自動化に必要なスキルと環境をセットアップします。
1. SKILLをルートディレクトリに配置
この自動化フローの核となる「Skill」ファイル(エージェントへの指示書)を準備します。
以下のリポジトリクローンし、プロジェクトのルートディレクトリに.agent以下をコピーしてください。
2. GitHub個人アクセストークン(PAT)の発行
AntigravityからGitHubを操作(Issue起票やPR作成)するために、GitHubの権限を持ったトークンが必要です。
- GitHubの Settings ページにアクセスします。
- 左サイドバーの一番下にある [Developer settings] をクリックします。
-
[Personal access tokens] > [Tokens (classic)] を選択します。
(※ Fine-grained tokensも利用可能ですが、設定が容易なClassicを今回は使用します) - [Generate new token (classic)] をクリックします。
-
Note に用途(例:
Antigravity MCP)を入力し、Expiration(有効期限)を設定します。 -
Select scopes で、以下の権限にチェックを入れます。
-
repo(リポジトリの操作:必須) -
user(ユーザー情報の取得:推奨)
-
-
[Generate token] をクリックし、表示されたトークン(
ghp_から始まる文字列)をコピーして控えておきます。
3. GitHub MCPのインストール
Antigravityの設定ファイル(標準では ~/.antigravity/mcp_config.json など)を開き、GitHub MCPサーバーを登録します。
以下のように mcpServers オブジェクト内に設定を追加してください。env ブロックで先ほど発行したトークンを指定します。
{
"mcpServers": {
"github": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"],
"env": {
"GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "ここに発行したPATを貼り付け"
}
}
}
}
4. GitHub CLIのインストール
スキル内で gh コマンドを使用するため、GitHub CLIをインストール・認証しておきます。
# macOS
brew install gh
# Windows
winget install --id GitHub.cli
インストール後、以下のコマンドでログインします(ブラウザ認証が立ち上がります)。
gh auth login
5. Next.jsのプロジェクトを構築
今回は土台としてNext.jsのApp Router環境を使用します。以下のコマンドで空のプロジェクトを作成してください。
npx create-next-app@latest my-app --typescript --tailwind --eslint
cd my-app
実践
環境が整ったら、実際に自動化を試してみましょう。
今回は例として、「localStorageをDB代わりにした、App Router構成のマルチページCRUDノートアプリ」を作成していきます。
ステップ1:要件定義の作成
まずは作りたいアプリケーションのイメージを伝えて、要件定義書を作成してもらいます。
プロンプト:
「#SKILL.md localStorageをDB代わりにした、App Router構成のマルチページCRUDノートアプリを、モダンなデザインで一括作成したい。」(.agent/skills/requirement/SKILL.md)
「#SKILL.md」は必ず使用するために指定しています。ドラッグアンドロップでチャットに追加できます。
エージェントが要件を整理し、requirements.mdとして出力してくれます。
ステップ2:Issueの起票
作成された要件定義を元に、GitHubにIssueを起票します。
プロンプト:
「#SKILL.md」(.agent/skills/issue/SKILL.md)
GitHub MCPが動作し、自動的にリポジトリにIssueが作成されます。
ステップ3:実装計画の作成
ここからは、作成されたIssueを一つずつ消化していきます。
はじめに、Implementation Planを作成したいので、Conversation modeをPlanningに切り替えてください。
プロンプト:
「#SKILL.md Issue #69 の内容を解析して、実装計画を立ててください。」(.agentskills/implementation/SKILL.md)
エージェントがコードベースを分析し、どのファイルをどう変更するかの計画(Plan)を提示します。
提示された計画を確認し、必要であればコメントで修正を指示します。問題なければ Proceed を押して実行させます。
ステップ4:コミットとIssueクローズ
実装が完了したら、変更内容をコミットし、対応したIssueをクローズします。
プロンプト:
「#SKILL.md」(.agent/skills/commit/SKILL.md)
Issueも自動的にクローズされます
この「計画 → 実装 → コミット」の流れを、残りのサブタスク(Issue)が完了するまで繰り返します。
ステップ5:PRの作成と自動レビュー
全ての機能実装が完了したら、最後にPull Requestを作成します。
プロンプト:
「#SKILL.md」(.agent/skills/pr/SKILL.md)
PRの作成
PRに対してレビューコメントを記載する
これで、変更状況が一目でわかるPRが作成されました。
あとは人間の目で確認し、マージするだけです。
成果物
今回作成されたものはこちら。
最後に
このアカウントでは、ただの「ツール紹介」ではなく、明日から開発フローを変えるための実践方法を共有していきます!
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