身分証の性別表記で利用可否を判断していることについて
PIAMYは「現在、身分証の性別表記が女性である方」のみが使えるアプリとなっています。
女性と出会いたい女性のためのサービスとしてスタートしたにもかかわらず、そういった女性の中で利用いただけない方が出てしまうことについて、大変申し訳なく思っています。
本ページでは、この運用の背景と私たちの考えをお伝えします。
利用条件について
PIAMYは「現在、身分証の性別表記が女性である方」のみが使えるアプリとなっています。
つまり、自認する性別ではなく、身分証表記において現在どちらの性別とされているか、のみを一律の基準としています。
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自認が男性の方、Xジェンダー、ノンバイナリーの方のうち、身分証表記が女性である人は使っていただくことができます。
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自認が女性であるにもかかわらず、身分証表記が男性とされてしまっている人は現在利用対象外となっています。
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なお、身分証の性別表記の定期的な確認をしないため、登録後に身分証の性別が男性になった方も使い続けることができます。
このような条件を採用する理由
既存のレズビアン向けアプリにおいて、女性を装った男性ユーザーが紛れ込む事案が多発しています。これは男性による女性の性的対象化や、レズビアンが性的に消費されてきた歴史に起因する根深い問題です。
私たちは「安心して出会うことができない」ことを課題視し、苦渋の決断として「法律上女性であること」を経験した方に限定する運用をとっています。
性自認ではなく、身分証表記上の性別を一律の条件としたのは、私たちが「その人が女性であるか」を判断することができないためです。
診断書等の提出によって性自認が女性であることを示せる方も入っていただくことももちろん検討いたしましたが、診断書が正式なものであるかどうか運営チームで判断することはほぼ不可能です。仮に虚偽の診断書を使ってサービスに入った男性がいるとしても、虚偽であることの証明ができないため、退会させることも難しくなってしまいます。
こういった状況が発生した場合、SNS等で関係のないトランスジェンダー女性に対するバッシングが巻き起こることが容易に想像でき、バックラッシュが厳しい現在、それは避けるべきことだと考えています。
法律のアップデートとトランスジェンダーの現状
昨今、日本でも大きな変化がありました。最高裁判所の決定等により、生殖不能手術を要件とせずに戸籍上の性別変更が可能となったことは、人権の観点から非常に大きな一歩です。
身体への侵襲を伴わずに「あるべき性別」で生きられる人が増えたことを、私たちは心から嬉しく思っています。
しかし、手術要件がなくなった今もなお、外観要件などの高いハードルや社会的な偏見により、自認する性別に沿って生きることが困難な方々が数多く存在している現状も私たちは忘れていません。
私たちのこれまでの歩みと、これからのサポート
私たちは、単に「法律が変わるのを待つ」だけでなく、トランスコミュニティの皆様と共にあることを大切にしてきました。
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トランスジェンダーの居場所作りを支援する「クィアフリマ」への協賛・寄付
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西原さつきさん(乙女塾)とのYouTubeコラボや、共同イベントの企画
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PIAMYの利用者要件に限らずにレズビアンを祝福する、レズビアン可視化キャンペーン「L-Vis Week」の主催
特に代表の星は、前職時代より「すべての女性(For All Women)」をテーマに、トランスジェンダー女性と共に国際女性デーを考える動画のディレクションに携わるなど、長年この課題に向き合ってきました。現在も、その想いは変わりません。
こうした活動を通じ、当事者の方々が直面する痛みを直接伺ってきました。だからこそ、現在のシステムがトランス女性が実社会で受けている差別を想起させ、強化しかねない内容になっていることに、深い申し訳なさを感じています。
また、「現状のルールは仕方ない」と受け入れてくださるトランスジェンダー女性の皆様に感謝するとともに、「仕方ないこと」だと諦めるのを当たり前に思ってほしくないという強い気持ちがあります。それは、PIAMYがセクシュアルマイノリティ・コミュニティ全体に対して抱いている願いでもあります。
今後も法改正の動向を注視し、実質的なサポートができる方法を模索し続けます。
サービスの今後の展望
本来は「身分証表記の性別」によってユーザーを区切ることをしたくないというのが私たちの想いです。
私たちの目標は、「身分証の性別表記による審査をなくし、世界観に共感するすべての方が、安全に、自分らしく出会えるコミュニティ」を技術的に実現することです。
具体的には、監視通報システムの高度化、相互認証、AIによる高度なレコメンド、コミュニティの住み分け機能などの導入を検討しています。
これには技術的・財政的な壁があり、既存ユーザーの皆様との対話も不可欠ですが、私たちは決して諦めません。数年以内の実現を目指し、一歩ずつ邁進してまいります。
詳しくは以下のnoteもご覧ください。
最後に
PIAMYは「出会いは、その人をかたちづくるもの」と考えています。
LGBTQ+であるという理由だけで、出会いの機会が制限されることのない世界を作りたい。その想いでこのアプリを開発しました。
全ての人が出会いの豊かさを享受できる日まで、私たちは歩みを止めません。
今はまだ至らない点も多いサービスではありますが、賛同いただける方は、共に未来を作っていただけますと幸いです。
PIAMYをどうぞよろしくお願いいたします。
2023.11.21 公開 / 2026.03.12 最終更新
株式会社アルトレオス
代表取締役 星マリコ
お問合せ先:piamy-info@artreoss.com