英枢機卿、性的行為で謝罪 カトリック教会に打撃
【ロンドン=共同】カトリック教会の英国内の最高位聖職者であるオブライエン枢機卿が3日、「立場にふさわしくない性的行為があった」として謝罪する声明を発表した。枢機卿は不適切な同性愛の性的行為があったとする英紙報道を受け、2月25日にスコットランド・カトリック教会のトップを辞任したが、報道内容は否定していた。
新たな不祥事は、前ローマ法王ベネディクト16世の退位で不安定な状態にあるカトリック教会への打撃で、次期法王は前法王と同様に、性的スキャンダルへの対応を引き続き迫られそうだ。
オブライエン枢機卿は、次期法王を決める選挙(コンクラーベ)への参加資格がある約120人の枢機卿の一人だったが、疑惑浮上を受け、選挙には参加しない意向を明らかにしている。
英メディアによると、オブライエン枢機卿は1980年代、複数の青年神父に対し、性的行為を求める言動を行ったとされる。
カトリック教会は社会秩序を乱すなどとして同性愛を禁じている。一方、原則として独身男性しか神父に就けず、神父による同性愛をめぐる不祥事が続発している。