中日、岡林負傷の痛手…大事なセンターは誰が守る?期待高まる「ここぞのベテランの存在感」
誰かにとってはピンチでも、別の誰かにとってはチャンスかもしれない。 中日は4月3日のヤクルト戦(神宮)で1-0と勝利。柳裕也による見事な完封劇だった。これで開幕5連敗から2連勝と息を吹き返す中、新たな問題が発生した。不動のセンター・岡林勇希の故障だ。 【動画】見たか!完璧に捉えた、サノーの文句なしの2号アーチ 岡林は5回に一塁への内野安打で出塁。直後の牽制球で帰塁する際にヘッドスライディングをし、右太もも付近の痛みを訴えた。ベンチまでは自力で歩けたものの、井上一樹監督は交代を決断。一昨年から継続していたフルイニング出場記録は191試合でストップした。 右太もものハムストリングスを痛めたとされ、故障者が多い中、昨年もチームを引っ張ったリードオフマン不在に関して必然的に「代役」を探す必要がある。 まず現在一軍に登録されている中だと、尾田剛樹とブライト健太、オルランド・カリステが候補か。 尾田は岡林が退いた後、センターの守備についた。タイプ的には岡林に近い俊足巧打系の外野手だ。3日の試合では、足の速さを活かしてセーフティバントを仕掛けたり、最後のアウトをしっかり処理していた。 爆発力で言えばブライトだ。両翼を守る機会が多いが、アマチュア時代からセンターを守る経験は積んでいる。クリーンアップを打てるほどの打力があり、守備と走塁も及第点。岡林とはまた違った形でチームに貢献できる。 カリステは2024年の交流戦期間中にセンターで出場していた時期がある。今季も手痛い守備こそあったが、外野での出場を複数試合こなしており、応急処置的には代役に適していると言って良い。 もちろん、ファームから代役候補を呼び寄せることも想定したい。 現状ホットなのはドラフト6位ルーキー・花田旭だ。東洋大からプロ入りした187センチ87キロの大型外野手は、二軍戦で度々センターで起用され、12試合で3本塁打&OPS.853をマーク。プロのスピードに慣れる段階だが、打撃面においては試してみても面白いのではないか。 そして、忘れてはならないのは大島洋平だ。春季キャンプからここまでファーム暮らしが続くも、身体は至って健康。40歳の大台に乗った今季は、ここまでファームで9試合に出場、打率.304としっかり成績を残している。2000本以上の安打を積み重ねた技術は錆び付いていない。チームが困った時に呼ぶのなら、今が最適のタイミングと言える。 まずは岡林の症状が軽いことを祈りつつ、長いペナントレースを乗り切るためにチーム一丸となって危機を乗り越えたい。 [文:尾張はじめ]