チャグロサソリ(アジアンフォレストスコーピオン)飼育方法 | 週末虫採り手帳

チャグロサソリ(アジアンフォレストスコーピオン)飼育方法

テーマ:飼育関連

チャグロサソリ(アジアンフォレストスコーピオン)

東南アジアに広く生息する黒くて大型のサソリである

ペット用サソリとして比較的安価に流通している
流通している割にはネット上には情報も少ないと思うため、ここにまとめさせていただこうと思う

飼育記も書いてます

▪️ゲージ
このような一般的なプラケースで良いと思う
大切なのは通気性で、コバエシャッターなどのコバエ防止用に通気穴が小さくなっているケースは蒸れやすいので、できれば避けた方がよい
タッパーなどはもちろんNG
湿気+高温で蒸れると結構簡単に死ぬ

▪️床材
クワガタ用のマットでも土でもヤシガラでもなんでもよいが、クワガタマットはコバエが湧きやすく、土はサソリが汚れるのでヤシガラが管理上楽だろう
湿気のある環境を好むので、床材はなるべく乾燥しないように霧吹きなどで濡らしておく
ヤシガラは荒めのチップになっている製品が多いが、サソリ自体大きな生き物ではないので細かいチップの方が良いと思う

この写真の時は爬虫類用のソイルを床材に使っていた

尻尾付近を見てもらいたいが、サソリの体に土がこびりついて汚れてしまった(飼育するうえで特に支障はないと思われる)


▪️シェルター
これは無くても支障はないのだが、暗いところを好む生き物なので、常に明るい場所に置いておくのであればあった方がいいかも
このような上部に水を入れられるウェットシェルターがあると管理が楽
水を入れておけばこの中は湿度が維持されるため、床材の湿気を常に気にする必要もなくなる

▪️飼育温度
夏は室温でOK、直射日光の当たる環境でなければ30度くらいでも全く問題ない
25度以上あれば活発になり餌もよく食べる
冬場は20度くらいまで落ちても一時的には大丈夫だが、餌はあまり食べなくなるため生育に影響が出る可能性が高い、なるべく避けた方がよい
冬場はこのようなパネルヒーターがあった方がよい
ケース全体にヒーターを当てると暑過ぎた場合に逃げ場が無くなるので、半分程度被るようにセットする

▪️餌について
コオロギ、デュビア、バッタ、ミルワームなど…柔らかい虫ならなんでも食べる
与える量は餌のサイズにもよるので、よく観察が必要だ
気温が高くて腹も空かせている時はピンセットから直に餌を掴んで食べるが、その場で食べなくとも頭を潰した虫を置いておけば後で咥えて食べている
1日経っても食べていないようなら餌を回収して様子見をした方が良い
基本絶食には強い生き物なので、食べないと思ったら思い切って1〜2週間程度放置しても全く問題ない
また、脱皮前も数週間絶食するため、腹がパンパンで餌を食べなくなったらそっとしておくべき 

脱皮間近の個体


▪️給水について
サソリはよく水を飲むと書いてあるサイトを見かけるが、個人的に疑っておりなくてもよいと思っている
成体を飼育していた頃はウェットシェルターを使っていたため常に水がある状態であったが、今飼育している幼体は3年近く経つが水容器を入れたことはない

幼体の飼育環境

百均のプラボトルにクワガタ用マットを入れただけの状態である

そのうち環境を整えよう…と思っていたらなんだかんだで数年が経過してしまった

霧吹きした時に壁についた水滴をよく飲む、という記述も見た事があるのだが本当だろうか…?自分は見た事がない


▪️毒について

チャグロサソリの毒は弱いとされており、殆どの場合刺されても少し腫れる程度で大きな問題にはならない(ちなみに自分は刺されたことはない)


チャグロサソリのように立派なハサミを持つ種類はハサミを主体として餌をとるため、毒はそこまで強くないものが多いようだ(逆にハサミが細くて尾が太いサソリは危険な種が多い)

ただ大きい個体はそれなりに痛いとは思うので、取り扱いには注意したい