「子ども用シロップ容器がない」薬局も襲った中東発の需給不安=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.04.07 07:24
「小児科薬局を助けてください。シロップ容器が底をつきました」。
京畿道(キョンギド)・東灘(トンタン)新都市のある小児科近くで薬局を運営する薬剤師キム・ヘジンさんは最近SNSに緊迫感を込めたこうした投稿をした。キムさんの投稿はオンラインを通じさまざまなコミュニティに広がった。キムさんによると、ポリプロピレン素材のシロップ容器は全容量にわたり注文できない状態だった。
小児患者は錠剤服用が難しくシロップ形態の薬を主に服用するためシロップ容器が必須だ。このため薬局では裁量により通常2本程度を提供してきた。
だが中東での戦争の余波によりプラスチック原材料需給が厳しくなり薬局も直撃弾を受けた。ポリプロピレンとポリエチレン素材の薬容器使用が多い小児青少年科の患者が多く訪れる薬局を中心に懸念が出ている。キムさんは「苦肉の策としてこれまで2本ずつ提供していたシロップ容器を1本に減らすという案内を薬局に掲示したが今週までしかもたなさそうだ」と懸念する。
別の薬局の薬剤師は「時間があるたびに業者に電話をかけている。季節の変わり目で小児患者が1日に100人以上訪れるが、需要予測が容易でなく心配」とため息をついた。こちらの薬局も2本ずつ提供していたシロップ容器を1本に減らした状態だ。
政府に対する不満も出てきた。ある薬剤師は「本当に原材料が不足しているのか、買い占めが発生したのか、そうでなければ中間流通過程で問題が生じたのか、政府が明確に説明するべきではないのか」と指摘した。
韓国政府はこの日、大韓医師協会、大韓病院協会、大韓漢方医師協会、大韓薬剤師会など保健医療分野12の医薬団体と会議を開いた。こうした医療用品需給支障が病院を超え薬局など医療界全般に拡散しているという懸念を反映した。ある漢方医師は「中東情勢悪化が長期化し漢方薬パウチと使い捨てカッピングカップは供給されなくなっている」と伝えた。
政府は一部医薬品・医療製品を集中管理対象に指定し、汎官庁モニタリング対応体系を設けることにした。対象品目は国民の健康と関連が大きい輸液剤包装材、輸液セット、注射器、滅菌包装材、薬剤包装紙、薬容器などだ。
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