ガンダムの新権利表記から「創通」が消えた 背景にあるバンナムの事情とは


ガンダムの新権利表記から「創通」が消えた 背景にあるバンナムの事情とは
組織再編前の「創通」ホームページ。現在はデザインが異なる

1日から新年度がはじまり、アニメ業界でも新作クールのスタートや改編が行われているなか、『機動戦士ガンダム』シリーズではよく見る”ある箇所”に変更が加えられた。

それは各画像やコンテンツの下部にある”権利表記”。2026年4月1日以降、『ガンダム』シリーズ公式ホームページをはじめ各コンテンツにある権利表記、いわゆるマルシーの部分が順次「©サンライズ」となっている。

公式ホームページ下部の表記(上:3月31日/下:4月1日)
公式ホームページ下部の表記(上:3月31日/下:4月1日)

アーカイブサイトを確認すると、3月31日時点では「©創通・サンライズ」となっていたため、25年度と26年度を境に「創通」の表記が消えた格好となる。なお、新年度以前に作成された画像等に波及していないが、こちらも今後反映されるものと見られる。

本変更はバンダイナムコグループにおける「創通」の立場が大きく影響している。

背景にガンダム事業の創通→BNFW再編あり

バンダイナムコグループの株式会社バンダイナムコフィルムワークス(BNFW)と株式会社バンダイナムコミュージックライブ、株式会社創通は本年2月、4月1日付で組織再編を実施すると明らかにしていた。

具体的には、これまで創通が担っていた「ガンダム関連事業」「IPプロデュース事業」をバンダイナムコフィルムワークへ統合するというもので、「ガンダムシリーズのワールドワイドでの拡大と多様なIPの創出・拡大・育成にむけて」の取り組みの一環と説明している。

組織再編図
再編前と後

特に『ガンダム』シリーズをめぐっては、バンダイナムコフィルムワークスがガンダムシリーズの企画製作や著作権を保有し、創通が日本国内外の商品化窓口業務を担っていたため、ライツ業務が煩雑になっていた。

しかし今回の組織再編によりバンダイナムコフィルムワークスに集中させることで、さらなる展開拡大を目指す。

そして創通はIP事業の切り離した4月1日以降、球場看板などを取り扱うスポーツ広告代理業や放送代理業などに注力することになり、これが今回の権利表記変更につながっているものとみられる。

実際、創通は同日に公式ホームページをリニューアル。これまでガンダムがトップに大きく表示されていた(本記事アイキャッチ参照)が、現在はブルーカラーを貴重とするデザインに切り替わり、ライツ事業関係も消えている。

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この変更は消費者やファンにとって直接的な関係はないため、あまり認知される機会が少ないものの、今後のコンテンツ発展に向けた取り組みとして注目しておきたいトピックとなっている。

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SOTSU・創通


【PDF】バンダイナムコグループ映像音楽ユニット内再編について 「機動戦士ガンダム」シリーズのさらなる拡大と多様な映像コンテンツの創出・拡大・育成、 音楽資産の活用強化に向けて

Yoshioka

著者 Yoshioka
㈱オタクリエイト代表取締役。領域はアニメ、テクノロジー、コンテンツビジネス、Webシステム開発など。PRやIP関連、番組制作協力も行っており、アニメ業界とテック業界を行き来しています。 好物は新作アニメ(きららは特に)、海外スマホ、放浪旅など。世界中の業界取材を通じて、ユニークなモノ・コトをお届けします。