PEUGEOT 307:イギリス
-
2. 31票獲得
★なぜ日常は崩壊したのか? Peugeot 307が招く嫉妬の連鎖
このPeugeot 307の広告が提示するコンセプトは「Peugeot 307が、人間の持つ最も強烈な感情である『羨望』を通じて、他者の行動を支配する」という核心的なメッセージに集約される。
車の性能やデザインを直接的に称賛する従来の広告手法を避け、その圧倒的な魅力と完成度の高さが、持たない人々の心に激しい嫉妬と所有欲を呼び起こし、ついには狂気的な破壊衝動へと駆り立てるという、極端な社会現象として表現することを選択した。実際、レストランを飛び出す主人公、窓から身を乗り出す女性など、登場人物が常識を逸脱した行動をとる姿は、Peugeot 307が人々の平静を乱すほどの非凡な存在であることを示している。
この広告で採用されている主要な表現手法は、コミカルな誇張表現とブラックユーモアである。破壊しようとする悪意ある試み(ショッピングカート、野生動物、崩落する建物など)に対して、車は鳥のフンや突如現れる砂山といった予測不能なアクシデントによって守られ続ける。この連続するドタバタ劇は、Peugeot 307が簡単には手出しできない「無敵のステータスシンボル」であることをユーモラスに際立たせている。
そして、すべての物語は、「Terrible thing, envy. (羨望は恐ろしい)」というタグラインに集約され、この異常な行動の動機が嫉妬であったと結論づけられる。これにより、広告は車の機能を訴えるのではなく、「これほどまでに他者から嫉妬される車を所有する」という究極の優越感を視聴者に約束し、Peugeot 307のブランド価値を感情的なレベルで最大限に高めることに成功しているのである。 -
4. 24票獲得
魅力に狂わされる
広告は、自社の製品が良いものであるというアピールをして購入を促すために作られるものであるが、今回の広告は流れている音楽から映像の内容まで暗い印象で、製品の良さを全面に出しているとは言えないものである。
そういった表現を選んだ理由として考えられるのは、まず1つは他の広告と違うことをして目を引くという目的だ。広告は日常に溢れていて、流れていてもまずまじまじと観ることは無いだろう。そんな中で、他の映像とは一味違ったものが流れてきたら目を奪われるだろう。
特に観ている人に暗い印象を与える要素として音楽がとても大きい。この映像にポップな音楽が流れていればまた違った印象になるだろうが、この鬱々とした緊張感のある音楽を選んだことにより、広告だからとテレビから目を離していた視聴者も音楽につられてテレビに目を向けるかもしれない。
そして、この暗い映像は「嫉妬」をテーマにしている事が最後のドイツ語の一文でわかる。
車の魅力を一つ一つ丁寧に説明したり、明るく楽しく車を映すよりも、重く、これは人を嫉妬に狂わせるほど魅了する車だということを人に感じさせるためである。 -
5. 22票獲得
代用不可
コンセプトは「オーナーと車の攻防戦」
この映像は不可解な箇所が多い。人的に発生したであろうものが多いのだ。
鳩の群れ→パンくずを車に置かれた結果鳩が集まっていたため人的要因(見上げた時にいた女性の仕業?)
車に突っ込む買い物カート→随分勢いがあるので人に押された可能性が高いため人的要因 車の荷台を閉め立ち去った買い物終わりの女性が使っていたカート?
駐車場のバー落下→従業員の確認不足なため人的。従業員は謝る素振りもないためわざとのように見えてしまった。
33秒以降は男性の車以外の車が被害にあっていた。砂に埋もれていたり、ドアがあかない隙間になるまで両サイドから挟まれていたり、逆さまになっていたり、ピアノが落下してきたり。
人間には簡単に出来なさそうな状況も多々ある。
そしていずれも車が傷つくだとか、廃車になりかねないものばかり。
このことから、人的に起きたと思われる出来事は男性がこの車を手放そうとしていて、既に他の車に目移りしていることの罰なのだと感じた。そしてこの罰を与えているのは男性が乗っている車だ。
ひっくり返ったり砂に埋もれている車は男性が目移りしている車種で、だからこそ狙ってそのような罰を男性の車は仕掛けたのかな?と思った。
まだまだ私(この車)は乗れるんだ。他の車に乗ろうとするな。この私は最高の車なんだ。という暗示にも思える。
terrible thing, envy. (羨望とは恐ろしいものだ。)
ここで言う羨望:他の車を買おうか考えている男性の物欲 -
1. 21票獲得
★ 本当はみんな欲しいだけのくせに🙄
敢えてキラキラした良い印象ではなく、妬まれて攻撃されることを皮肉に、それくらいみんなが羨む車だということを伝えるためにこの表現を採用。
コンセプトは「妬まれるほど特別な車」
これは最後に表示されるTerrible thing,envy.からきている。
前回の広告分析であるドイツの車とはライバル関係にあるということから、反対のイメージを持ってもらうために冷たい印象を狙ったとも考えられる。要はより売れる様に、また区別をはっきりさせるために差別化をしたということだ。また、みんなでハグをして家族になりませんか?という温かいものではなく、孤独の様だがそれは言い換えると特別感があるということを示唆している。 -
7. 21票獲得
👏嫉妬されるくらい素晴らしい👏( ˘ω˘ )
最後に出てくるTerrible thing, envy.は『嫉妬する気持ちはひどく不快だ。 』というニュアンスです。
まさにこれはフランスと仲の悪い(ライバル関係である)🇬🇧イギリス🇬🇧に向けた一言です( ー̀ωー́)゙
実際にライバル企業が広告の中で互いに煽ったりする事例がアメリカ国内(コカ・コーラとペプシ)であります。なのでこの広告もイギリスを煽り散らかしたうえで自社の車をアピールする目的があると考えました。
これらをふまえて整理すると主人公である男性に訪れた悲劇はほぼ犯人が予測できるように表現されています。
実際にまとめてみると…
・大量の鳩のフン🕊
➡︎窓から鳩の餌を落としていたと思われる人が窓から覗いている
・カートが突っ込んでくる🛒
➡︎車に荷物を入れ終わったであろう人
・ゲートバーに車が叩かれる🚗💥
➡︎書類に気を取られていて車側を気にしていない人
他にも
・埋める ・逆さまにする などがあります。
全てに共通するのは私たちが不快になるレベルの人による嫌がらせということです。つまり最初に述べた通り嫉妬して嫌がらせをしているわけです。
コンセプトは『イギリスが嫉妬したくなるほど良い車🚗³₃』 -
3. 18票獲得
★羨望
コンセプト:
「羨望」は劣等感を刺激する一方、羨ましいと思われるほどの魅力を持つ証拠。
307が周囲の視線を惹きつける車であることを象徴する
メッセージとなっている。
表現:
最後のシーンで
「Terrible thing, envy.(嫉妬とは恐るしいものだ)」の文字
広告看板には「PEUGEOT 307」の文字と
車の画像
鳩→カート→ゲートの棒(?)→ピアノなど
車に障害が襲い掛かっている&
最後に看板広告が引き裂かれているのを見て
男性が所持している車(プジョー・307)が
嫉妬によって車が傷つけられたことを表しているのではないかと思う
➡️魅力が嫉妬を引き起こす -
8. 18票獲得
>
注目の的
色んな不幸(というか人為的な嫌がらせ)が車に襲いかかっていますが、最後にトドメをさしたのはピアノ。これはピアノの綺麗な音色を、そのすぐそばを走っても邪魔することがないほど静かな車だと表現するためにされた演出と推測できます。
また、不遇な目にあっている他の車は色がついているが、これにも意味があるのでしょう。
最初に土砂に埋められてしまった青い車が映りますが、これはPeugeotの青色を示しているからです。最後に出てくるロゴを見れば分かるとおり、ロゴには青色が使われています。また、フランスにおいては青色というのは誠実さを表す色です。そのことからPeugeotは信頼できる企業であることを表現しているといえます。そんないいところを見ないでいてほしい人がドシャで埋めてしまったのでしょう。
次に出てくる車は黄色だが、黄色には裏切りといったマイナスなイメージが持たれることもあるようです。そんな裏切りの色を持ち出したのは、競合社であるドイツの車から乗り換えたことについてを裏切りとし、羨望による言いがかりから不遇な目に合わされているということを表現したからだとわかります。
コンセプトは「嫉妬されるほどいい車」です。 -
15. 18票獲得
嫉妬を力にして走る
コンセプトは「原動力」
今回のPEUGEOT(プジョー)のCMは、前回の分析対象であるフォルクスワーゲンのCMとあらゆるシーン、表現が対になっている。例を上げると、
①家族のような人の温かさを印象づけるもの ⇔ 誰一人救いの手を差し伸べず、一人孤独な印象を残すもの。
➁昼夜問わず明るく、快晴や球場照明で色の温かい背景 ⇔ 昼夜問わず薄暗く、一部では雨さえ降っている陰を落とすような背景。
③人からもたらされる幸福や愛情 ⇔ 人によって与えられる不幸(パンくず、カート、駐車、故意に破られたであろう看板)
これらの表現の対比は、前回と今回の車種が比較されやすくライバル関係にあるという点を踏まえると納得がいくし、お前たちの車とは違うぞ!という線引き、意思表示にも見える。
さらにCM終盤にある「Terrible thing, envy.」=「嫉妬とは、恐ろしいものだ」。嫉妬の中には、〇〇なんてああなってしまえばいいのに、のような不幸を願うネガティブなイメージが浮かぶ。
しかしそれらを、最後に書かれるPEUGEOTの当時テレビCMスローガンである「The drive of your life」=「あなたの人生を突き動かす」が暗いイメージを覆してくれる。不幸や嫉妬も、あなたの人生の原動力になってくれる、というCM全体を使ったメッセージになる。対比をしていたことによりこの原動力がいつかライバルを追い越してやる、という宣言にも見えると、最後に看板を直している描写が「まずはここからだ」という狼煙のようにも見えるだろう。 -
14. 17票獲得
【スキとキライの狭間で】
自分の車にだけ、様々な嫌がらせをされる主人公の男性。
しかし街中を見てみると、同じプジョーの車種だけが、大量の砂で埋もれる、両端ギリギリに車で挟み身動きが取れない、ひっくり返されるなど様々な嫌がらせをされていることが分かる。ここで初めて、主人公だけがターゲットにされているのではなく、主人公を含むプジョーの車種を所有している人が嫌がらせの対象とされていることが主人公と視聴者に示される。
最後に出てきたシーンで、プジョーの車種のポスターを剥がす様子と共に「Terrible thing, envy.」という文章が表示される。これを日本語にすると「嫉妬とは、恐ろしいこと」になる。
この部分で主人公ではなく、主人公が乗る車に、人々が嫉妬していたということが明らかになる。嫉妬とは一見怖いように感じるが、裏を返せば相手の能力を認めているということ。つまり、この広告はポジティブにいえば「主人公の車を褒めている」のである。こうした綺麗事ではない、人の心にある黒い部分を全面的に押し出した、前回のフォルクスワーゲンの広告とはほぼ真逆の内容で、ある意味斬新で印象に残る広告だと思った。また、プジョーとフォルクスワーゲンはライバル社同士だというのを前回の講義で知り、相手側(フォルクスワーゲン)と自社の関係性から、「能力を認めてはいるが、馴れ合いたくない」という意味も含めて、「嫉妬」を題材にした、ダークなテイストの広告にしたのではないかとも感じた。
コンセプトは、「憎たらしいほど、良い車」 -
6. 15票獲得
嫉妬するほど良い車
コンセプト「嫌がらせ」
最後の「Terrible thing envy」は「嫉妬という恐ろしいもの」というのが調べたらわかりました。
最初の鳩はわざと窓の女性がパンを落として鳩が集まるようにして汚く、駐車場ではわざとカートをぶつけようとしたりバーを下げられたりしている。
これは嫉妬による嫌がらせかなと考えました。
この会社の車が良すぎて買えなかった人達による嫌がらせだと思います。
主人公以外が乗っている同じような車も砂に埋もれたりしていたからです。
また、最後の看板の部分は買えなかった腹いせに看板の紙を剥がそうとしていた。 -
10. 13票獲得
孤高の一台
コンセプトは誰もが羨む車
この広告に登場する男性は、車が何度も窮地に立っている。
スーパーの駐車場ではカートをぶつけられそうになったり、車を食べ物で汚されたり、駐車場では男性に無視されたり、挙句動物にまで狙われたりと、悪い目に続けて遭っている。
登場人物たちのこういった行動は、良い車に乗っている男性への嫉妬なのではないかと考えられる。
そこで男性の容姿にも注目してみると、俗に言うイケメンと言えるだろう。
それらの点から見ても、良い車に乗り、恵まれた容姿で周りから嫉妬されているが故に、ああいった事に遭遇しているといえるのではないか。
嫉妬=羨ましいとして変換できる。
加えて、このCMを作ったプジョーとフォルクスワーゲンはライバル会社とのことだ。
それを頭に入れつつ観てみると、フォルクスワーゲンがハグを軸にした”歓迎”の広告ならば、こちらは周りから遠巻きにされている”嫌悪感”を軸にしていると考えることができる。
敢えて正反対の広告を作ることで二社をライバル、つまり比較対象であることを見る側にやんわり捉えさせているのでは、と考えられた。 -
9. 12票獲得
静かな攻撃
初めてこの動画を見たとき、率直に「なんて可哀想な人だろう」と感じた。何もしていないのに、鳥が車に群がり、買い物カートが襲ってくる。次々と災難が降りかかる様子に、理不尽さを覚えた。
音楽は壮大で、どこか切なさを含んでいて、主人公の孤独や不条理を際立たせていた。
しかし、最後に「Terrible thing, envy(羨望、それは恐ろしい)」という言葉が現れたことで、すべての出来事が「嫉妬」によるものだったと気づかされる。
主人公は特に不自由なく暮らしており、生活もそこそこ充実し、仕事も順調。本人は何も特別なことをしていないのに、周囲からは羨望の象徴として見られている。人々は無意識のうちに「羨ましい」と感じ、嫉妬心から主人公に様々な害を及ぼしている。
その嫉妬は、鳥の群れや犬の追跡、ピアノの落下など、象徴的な災難として描かれている。どれも直接的な攻撃ではなく、静かに主人公を追い詰めていく。
この広告は、「持つ者は、持たざる者の視線に常に晒される」という現代社会の構造を、描いている。
この車は誰もが羨ましいと嫉妬するほどいい車ということが分かる。
コンセプト、羨望 -
22. 12票獲得
ありきたりな車はもういらない
男性の車が人の嫉妬と悪意によって散々な目に遭ってしまう...。終始暗い雰囲気で可哀想という感想が素直に出てくる広告だ。
嫉妬されるくらい素晴らしい車、という見方はできるがそれにしてもマイナスなイメージの方が強くないか?と感じる。
では何故こうした表現を使ったのか。理由は、今までの車のCMとは違う、みた人の記憶に残るCMにしたかったのではないか。
車のCMといえば前向きで明るい、カッコイイ、家族といったイメージを全面に出すものが多い。それに対してこの広告は、正に真逆のイメージを出すものだ。他の人とは違う車に乗りたい、自分はありきたりな車に乗らない、そういった逆張りの人達のニーズを意識した広告であると考えられる。
よって、コンセプトは 他とは違う、自分だけの車 である。 -
37. 11票獲得
プジョー車以外の車なんか アウト・オブ・眼中
男性がCM(プジョー)の車に乗って出かけるが、どこへ行ってもイタズラをされる。
男性の車だけでなく、町中で見かけるほかのプジョーの車もひどい目に遭っている。
どれも冗談で済ませられない悪意のあるイタズラばかりである。
男性は「どうしてこんなことするんだ?」と不満な顔つきで運転しているが、
最後にプジョーの新車の広告がぐちゃぐちゃにされているシーンと共に“Terrible thing , envy”のメッセージが表示され、そこでようやくイタズラの理由が明かされる。
Terrible thing , envy=「恐ろしいこと、嫉妬」
つまり、プジョーはほかの自動車メーカーから嫉妬されていたのだ。
嫉妬される理由は、プジョーにはライバル会社が多いことが大きな理由だろう。
このCMは
「ほかの自動車メーカーから嫉妬されるほどいい車」というメッセージが込められていると考えた。
プジョーはライバル会社も多く、
“嫉妬”をテーマにしたCMを制作するくらいだから、相当自車に自信のある自動車メーカーなのだろう。
このCMの裏を返すと「プジョー車以外の車は眼中にない!!」とも取れるだろう。
コンセプトは「強い自信」 -
63. 11票獲得
愛されたい? ノンノン!
真に魅力に溢れる者は、人々の嫉妬に苦しむものなのです!男性の車に嫌がらせが繰り返されている。
それは、彼の車が「PEUGEOT」だから。
この広告は、前回の「VOLKSWAGEN GOLF」へのお返しではないか。
VOLKSWAGENはドイツ車らしく、機能や性能が高く、質実剛健なイメージがある。一方、PEUGEOTはフランス車(者)らしく、優雅で華やかなイメージで勝負をしているのではないか?
どちらの広告も、車の性能ではなく、乗る人に焦点が当てられているが、
VOLKSWAGEN(ドイツ)が、人々の「愛されたい」願望に訴求しているのに対し、
PEUGEOT(フランス)は「愛されすぎるとね、それはそれで、困るんだよ!」と、より人間の本質=芸術と愛の悦び(?)を知る者、勝者としての上から目線で応えることで、より優れたブランド・イメージの確立を企てていると考える。