「売れば売るほど赤字」独立系ガソリンスタンド悲鳴「ガソリン販売中止」を決断 選挙カーレンタル事業も…アクリル板50%値上げ 「四面楚歌、八方ふさがりです」中東情勢悪化で事業継続の危機に
イラン情勢を受け原油など重要物資の安定供給が懸念されるなか、鳥取県米子市ではついにガソリン販売の休止を決めるガソリンスタンドが現れました。 政府は「必要な量は確保されている」と説明しますが、現場では一体何が起きているのでしょうか。 【写真を見る】「売れば売るほど赤字」独立系ガソリンスタンド悲鳴「ガソリン販売中止」を決断 選挙カーレンタル事業も…アクリル板50%値上げ 「四面楚歌、八方ふさがりです」中東情勢悪化で事業継続の危機に 米子市内のガソリンスタンド。 中東情勢の悪化による仕入れ値の高騰を受け、燃料販売を11日から休止することを決めました。 イシバシホールディングス 石橋浩一 代表取締役 「そこに看板出ているように、軽油の現金価格は155円なんですけれど、今持ってきていただいている軽油は仕入れ値は173円くらい。だから売値と仕入れ値が逆転しているってことです」 この店は大手石油会社との直接契約ではなく、複数の卸売業者から燃料を仕入れるいわゆる「独立系」のスタンドです。 平時は安く仕入れられる反面、有事の際には逆に価格が跳ね上がることがあるそうです。 イシバシホールディングス 石橋浩一 代表取締役 「(補助金も)石油元売りメーカーに優先されますので、弊社のような余剰の石油製品を商社を通じて仕入れている独立系スタンドにとってはそこが不透明でわからない」 レギュラーガソリンの仕入れ値は、わずか1か月余りで60円ほど値上がり。 「売れば売るほど赤字」という異常事態に、社長は悲痛な思いを口にします。 イシバシホールディングス 石橋浩一 代表取締役 「経営を考えた場合は仕入れ価格に適正な利益を乗せて販売するのが当たり前なんですけど、そういう事をするとすぐにお客様が離れてしまいますので、そういった販売戦略はとりたくない」 そして、この店への影響はガソリンだけではありません。 澤田祥太記者 「ガソリンスタンドだけでなく選挙カーのレンタル事業もやっているこの会社、影響はそちらにも出ています」 イシバシホールディングス 石橋浩一 代表取締役 「このアクリル板が、仕入値段が50パーセント上がります。」 候補者の顔写真や名前を入れるアクリル板です。 平均的な大きさのもので1枚およそ2万円ですが、今後入荷するものは、なんと1.5倍、およそ3万円への値上がりが決まりました。
イシバシホールディングス 石橋浩一 代表取締役 「選挙カーをレンタルするのにもすごいコストが上がっている。今度はレンタカーをお客さんが擦りました。板金に出します、と言ったら塗料もシンナーも上がっている、板金代も上がるんですよ。もう全てですよ本当に。上がらないものないです、やっとられんですよ」 レンタカー事業も手がけるこの店では、事業継続自体が危ぶまれると頭を抱えます。 イシバシホールディングス 石橋浩一 代表取締役 「もう本当に四面楚歌というか、八方ふさがりです」
山陰放送