「トランプのイラン侵攻でMAGA分裂」と煽るマスコミのインチキ…データ上「一枚岩で攻撃を支持」事実を無視して報道か
MAGAは依然としてトランプ大統領を中心にまとまり続けている
トランプ大統領が親露であると揶揄される背景には、この当時からの人脈的な繋がりが影響しているものと推測される。 MAGAは初期段階で入ってきたリバタリアン系とその後に入ってきたトランプ信者の二重構造の形となっている。今回、イラン攻撃に反対しているオピニオンリーダーは前者であり、イラン攻撃を肯定しているトランプ信者は後者である。 したがって、この二重構造を理解していないと、MAGAの動向について見誤ることになるだろう。リベラルメディアはMAGAへの解像度が低く、メディア空間では対立が強調される一方、世論調査では圧倒的支持が確認されるというギャップが生じている。 今回の事例は、MAGAムーブメントの本質を示す重要なケースである。すなわち、MAGAは単一のイデオロギーではなく、「America First」と「トランプ個人への忠誠」という二つの軸が併存する複合的な政治運動である。 この二軸が時に矛盾し、今回のような政策決定を契機に内部緊張が表面化する。しかし、政治的影響力という観点では、大衆層の支持が圧倒的である以上、MAGAは依然としてトランプ大統領を中心にまとまり続けているのだ。 文/渡瀬裕哉 写真/shutterstock
渡瀬裕哉