デジタル教科書配布、改正法案を閣議決定 文科相「一律導入はせず」
政府は7日、デジタル教科書を正式な教科書にするため、学校教育法などの改正案を閣議決定した。今国会に提出する。紙の教科書と同じ無償配布の対象とし、動画や音声などを活用して児童生徒の理解を促進する。
文部科学省は各教育委員会が①紙②デジタル③紙とデジタルの「ハイブリッド」――の3形態から選ぶことを想定している。
松本洋平文科相は同日の閣議後の記者会見で「一律に全てデジタルな形式の教科書に切り替えていくという考えはもっていない」と説明。紙とデジタルの両方の特性を生かし、使い分けていく考えを示した。
改正法は27年4月の施行を目指す。国による教科書検定や各地域での採択を経て、30年度に教育現場に普及する見通しだ。
文科省はデジタル教科書の作成や採択について、指針を策定する方針。検討会議を10日に立ち上げ、今秋頃までに取りまとめる。発達段階に応じた使用のあり方や健康への配慮などを盛り込む。