47日(火)
2026年

安曇野のご当地2次元アイドル「つにてんてん」人気集める 市がPRに活用、企業とのコラボグッズも

2026/04/07
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 安曇野市の魅力を発信する〝ご当地アイドル〟がいる。合併5地区を象徴した仮想の女性5人組アイドルユニット「つにてんてん」で、昨年10月のデビュー以降、知名度が徐々に上がり、コラボグッズを企画する企業も出てきた。安曇野を全国にPRしたい市も連携に乗り出している。 

市が移住セミナー用に製作した「つにてんてん」の垂れ幕と徳竹さん

 各キャラクターの容姿や性格は、合併5地区の特色が際立つ。例えば「穂高まゆ」の名前は穂高特産の天蚕に由来し、髪色も天蚕と同じエメラルドグリーン。美術館が多い土地柄を反映し、常念岳を描いたスケッチブックを手に持つ。
 「つにてんてん」の生みの親は、「大好きな故郷の2次元アイドルがほしい」と高校生の頃から思い続けたという安曇野市出身・在住のIPプロデューサー・徳竹舞さん(29)=堀金烏川。5年前、勤務先の東京のアニメ制作会社で得た知見を生かして趣味で企画した。「徹底してご当地にこだわりたい」と、キャラクター設定を綿密に練った上でイラストレーターに制作を依頼。その後、プロジェクトチームをつくり、市制施行20周年に合わせてデビューさせた。
 SNS(交流サイト)での総フォロワー数は当初約50人だったが、現在は約3000人。企業から声が掛かるようになり、市内店舗で販売されたコラボTシャツは約200枚に達する。市も連携を持ちかけ、移住セミナー向けに製作した垂れ幕に採用。JR新宿駅で今秋に開く農産物PRイベント「あずさマルシェ」でも「若者の関心を高め、新規顧客を開拓したい」(農政課)と販促に活用する予定だ。
 「予想以上の反響でありがたい」と徳竹さん。昨秋に相模原市から家族でUターンし、育児と両立して楽しく活動している。「安曇野市で知らない人がいないくらいの存在にしたい。キャラクターや楽曲をきっかけに安曇野を訪れる人が増えればうれしい。安曇野と一緒に発展したい」と意気込んでいる。