ジェネリック医薬品(後発薬)大手の沢井製薬が胃炎薬の品質試験を不正実施していた問題で、大阪府は26日、通報を受けて大阪市にある本社への立ち入り調査を9月に2回実施したと明らかにした。沢井製薬は不正に関し、今月20日に報告。府は内容を精査し、行政処分を含む対応を検討する。
吉村洋文知事は記者会見で「命と健康に関わる薬で不適切な検査があったのは残念だ。監督者として指導を進める」と述べた。立ち入り調査は9月13日と20日で、関係者から経緯を聴取。府は同社に製造販売業許可を出している。
沢井製薬は九州工場(福岡県飯塚市)で少なくとも平成27年以降、承認を受けた手順と異なる方法で試験をしていたと発表した。厚生労働省や福岡県も処分を検討している。