【同人誌】A5とB5が混在する原稿の再録本の作り方【漫画】
これは完全に個人的なメモです。
私が初めて再録本を作ったのはもう10年以上前になります。そして2回目が2020年秋、3回目が2024年秋。再録ってどうやって編集したっけ?と毎回思い出しながら手探りで作りました。
再録なんて分厚い本そう頻繁には出せません。作るたび記憶をなくしている。
そんな訳でもし次に作ることがあるのなら…と10年くらい後の自分への申し送りをすることにしました。直近で新しく作ったので、過程を残しておきます。誰かの参考のひとつになれば幸いです。
もっといい感じの編集の仕方があったら教えてください…
[使用ソフト]
・クリスタ
・Photoshop
まずやること
再録まで作れる原稿戦士の方ならわかるはず、〆切を確認すること。
もちろん早割りです
再録ってすでに大量の完成原稿があるので、どうしても油断してしまうんですよね。油断するな(自戒)
・せっかくの総まとめなんだから、ちょっと装丁凝りたいとか欲が出てくる
・そもそも分厚い本は印刷費が高い
この不動の2点が存在する限り、目指すは20%~30%早割り、遅くとも一ヶ月以上前からの準備は言うまでもなし。
私は前回(2024年秋)に出したものが本文特殊装丁だったのでだいぶ余裕を持ちました。今回の本は同CPの成人向けverなので同じ印刷所にお願いすることに。
緑陽社さんだと『再録割』があります!
①台割を作る
台割はいわゆる設計図です。
自分だけわかればいいので適当でも作った方が混乱しないと思います。
前回は200ページ以上ありましたがその時も台割に助けられました。
ピンクの文字がノンブル、その上に黒文字で内容(タイトルとその本文ページ数)を配置していきます。
今回は4冊+描き下ろし6ページ、本文92ページになりました。
②表紙と描き下ろしに着手
本文のページ数が決まったら背表紙が決まる。
いつもは薄い本でもしっかり背表紙ができるならそこにも文字入れたいですよね~
表紙に特殊加工を入れるなら〆切は早くなるから、まずは表紙を完成させる。
描き下ろしは…最悪なくてもいいから…!
③原稿サイズを合わせ、ノンブルを振る
今回、仕様はA5です(ほとんどの再録がA5ですよね)
既刊が全部同じサイズだったらそのままでいいのですが、よくB5とA5が混在します。
ここではB5をA5に縮小し、ノンブルを振り直していく作業をします。
・まずは別フォルダに元原稿のコピーを作る
・クリスタでその原稿を開いて編集→作品基本設定を変更 を開く
・ノンブルの開始番号を変更する
ここで台割を見ながら、この本文は再録の何ページ目にあたるのかチェックして開始ノンブルを設定します。
『LOVE CC』の始まり(表紙)は27ページにあたるので27と入力。
『僕の一億~』は51ページにあたるので51と入力。
一冊ごとにデータを開き、ノンブルを変更していくスタイルです。これを繰り返していく。
④書き出し
一冊ごと、ノンブルが正しく振れたのを確認したら一括書き出し。
B5→A5の縮小率は81.3%らしいです。
元データからの縮小率に81.3と入力、出力範囲はここではページ全体としました。
縮小でよく心配されるのがモアレ問題ですが、これは元原稿の作り方が人それぞれなので、一度書き出してみてから様子見した方がよさそう…
ちなみに元原稿(B5)のpsdデータを直接縮小にかけないのは、隠しノンブルでいろんなミスを引き起こさないためです。
⑤キャンバスサイズを合わせる
先ほど出力範囲をなぜ『ページ全体』で書き出したのかというと、『トンボの裁ち落としまで』だとサイズがバラついてしまうからです。
私の普段の書き出し設定は『トンボの裁ち落としまで』なのですが、もともとA5で作られていた原稿は158×220mm。
これに合わせたいのに縮小をかけた元B5原稿を『トンボの裁ち落としまで』で書き出してしまうとキャンバスサイズが数ミリ小さくなってしまいます。
トンボの塗り足しは問題ないのですが、キャンバスサイズが揃っていないと印刷所の方で不具合が出てしまうと思われます。
明記されていない印刷所もありますが、サンライズさんでは「全ページ統一したサイズで」と書かれています。バラバラでも問題ないところがあるかもしれませんが、綺麗にそろえておいたほうが無難。
この問題を解決するためにすべての原稿をページ全体で書き出し→フォトショでカンバスサイズ変更(全部を158×220mmに)しました。フォトショのバッチ処理で一発です。(バッチについては割愛)
でも別に元々A5の原稿までページ全体書き出ししなくていいです。フォトショがない場合は、縮小した元B5原稿だけ手作業でちまちまサイズを変更していく手もあります。
でもめんどくさいからね…
クリスタで書き出す時点で『出力サイズ指定』を完璧に合わせられればいいんだけど、B5とA5では比率が違うから結局微調整が必要。
未来はもしかしたらクリスタのアプデとかでこの辺解決してるかもしれませんが。
⑥もくじと穴埋めページ
もくじは最初に入れたいし、穴埋めページは飛び飛びにあるし…という場合はもう諦めてひとつずつデータを作ってそれに合わせたノンブルを設定します。
奥付は描き下ろしと一緒に作る。
先に表紙を作っておくと、もくじや穴埋めページに表紙の絵とか素材を置けるから精神的に楽です。
⑦見直して完成
台割を見ながら完成psdデータを確認します。
念のため隠しノンブルがちゃんとトンボの内側に入ってるかチェック。
おわり
いかがだったでしょうか、未来の自分。思い出せましたか?
いろんなやり方があると思いますが、とりあえずこのやり方がデータミス少ないかなと思います。
私はアンソロ主催の時にどうやってノンブルを振っていたのかもう思い出せません。こんな風にメモっとけばよかった…



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