日本は、高温多湿な気候からフォクシングの被害が発生しやすいといえます。また、紙や木材などカビに汚染されやすい素材が多いため、美術品や文化財の保存を誤ると、被害が大きくなってしまいます。
一般家庭でも絵画や書籍をフォクシングから守るには、空気中に浮遊する原因カビを増やさないことが大切です。原因カビは一般住宅に普通に存在し、靴やカバンなどの革製品、衣類や敷物などの布製品で発生しやすいのが特徴です。湿気とほこりのある場所でゆっくりと発育し、表面に黄色または灰白色のカビ集落を作ります。衣類を数カ月以上しまう際には、必ずクリーニングしてから防カビ成分を含んだ防虫剤とともに防湿効果のある衣類ケースに入れましょう。
好乾性カビはハウスダスト中に多く潜んでいます。掃除機と空気清浄機で取り除きましょう。ハウスダストを吸うとアレルギー症状を引き起こすことがあるので、寝室内や寝具のほこりの除去を特にこまめに行うといいでしょう。カビの中にもぜんそくなどのアレルギーの原因になるものがあります。書籍などは天気のよい日に虫干ししましょう。
(エフシージー総合研究所 www.fcg-r.co.jp)
=次回は11月13日掲載予定