福井県鯖江市教委が市内の中学校でいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に当たるいじめが起きたとして、第三者委員会を設置し調査していることが3月30日、関係者への取材で分かった。被害生徒はインターネット上で同じ学校の生徒らからいじめを受けたとみられ、昨年7月ごろから不登校となっている。

 関係者によると、被害生徒は少なくとも数人の生徒から交流サイト(SNS)で中傷され、自身の写真を勝手に使われるなどのいじめを受けたと訴えている。

 昨年5月ごろから早退などが目立つようになり、担任の教諭にいじめについて相談したという。その後、7月ごろから不登校が続いている。今年2月には医療機関で「うつ状態、不安症、強迫症」の診断を受けた。

 今回のケースは「重大事態」の目安となる欠席日数30日を上回っている。第三者委は弁護士らで構成し、いじめの事実関係や学校の対応について調べている。

⇒福井県内高校の暴行動画が拡散…県教委が臨時校長会

 齋藤邦彦教育長は福井新聞の取材に「個別の事案については答えられない」と述べた。

⇒進路で見る福井の高校「教育チャンネル」はこちら

 市教委は2023年、市内の中学校で「重大事態」に当たるいじめが起きたとして第三者委を設置。24年にいじめ6件の事実を認定し、学校側や市教委の対応の遅れなどを指摘した報告書の内容を公表した。