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佐々木泰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐々木 泰
広島東洋カープ #10
2025年8月22日、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島にて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 岐阜県大垣市[1]
生年月日 (2002-12-24) 2002年12月24日(23歳)
身長
体重
178 cm
84 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手
プロ入り 2024年 ドラフト1位
初出場 2025年5月20日
年俸 1800万円(2026年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

佐々木 泰(ささき たい、2002年12月24日 - )は、岐阜県大垣市出身のプロ野球選手内野手)。右投右打。広島東洋カープ所属。

経歴

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プロ入り前

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大垣市立小野小学校で1年生の時に野球を始め、大垣市立東中学校在学時は硬式野球のクラブチームである岐阜ボーイズでプレーしていた[3]

岐阜県立岐阜商業高等学校に進学し、1年夏から4番を務めた[4]。3年春の第92回選抜高等学校野球大会への出場が決定していたが、新型コロナウイルスの影響により同年の公式戦が全て中止となった。その後、2020年甲子園高校野球交流試合明豊と対戦し、9回にソロ本塁打を放った[5]。高校通算41本塁打[6]。1学年下に高木翔斗がいた。

高校卒業後は青山学院大学に進学。1年春のリーグ戦で打率.371、4本塁打を記録してベストナインを受賞した。3年時の2023年は春秋のリーグ戦で連覇、全日本大学野球選手権大会で優勝、明治神宮野球大会で準優勝した。また、日米大学野球選手権大会の日本代表に選出された[7]。4年時の2024年からは主将を務め、全日本大学野球選手権大会で連覇を達成してMVPを受賞した[8]

2024年10月24日に開催されたドラフト会議にて、1巡目で宗山塁の抽選を外した広島東洋カープから外れ1位で指名された[9]。11月28日、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円で仮契約を結んだ(金額は推定)[10]。背番号は10[11]。担当スカウトは髙山健一[12]

広島時代

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2025年、3月5日のオープン戦横浜DeNAベイスターズ戦で走塁中に左太もも裏を痛め途中交代し、7日に左太もも裏の肉離れと診断されたことが発表された[13]。5月4日のウエスタン・リーグ中日ドラゴンズ戦で実戦復帰。5月10日の中日戦では2点本塁打を放つなど8試合で.565の打率を残し一軍昇格、5月20日の東京ヤクルトスワローズ戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)にて「7番・三塁手」として初出場[14]。5月22日の試合ではプロ初安打を放った[15]。6月7日、右第一肋骨の疲労骨折のため出場登録選手を抹消された[16]。リハビリを順調にこなし、8月9日に実戦復帰する予定であることが報じられた[17]。予定通り9日に二軍で実戦復帰を果たすと、この1試合のみの出場であったが一軍再昇格が決定し[18]、12日に一軍登録された[19]。8月22日の中日ドラゴンズ戦ではプロ70打席目で柳裕也からようやく初打点を挙げた[20]。9月12日には自身初の猛打賞を記録[21]。9月21日には初めて4番で先発出場した[22]。シーズン終了後、11月15日・16日開催の「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国」に追加招集され[23]、2試合とも一塁手として先発フル出場すると[24][25]、2試合とも適時打を打つ活躍を見せた[26]

2026年WBC日本代表(侍ジャパン)のサポートメンバーに選出され、2月27日・28日開催の「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋」に一塁手として2試合とも先発フル出場した[27][28]。27日の試合では、一軍公式戦でまだ記録していない本塁打を中日の柳裕也から記録した[29]

選手としての特徴

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佐々木の打撃フォーム(2025年8月22日)

大学通算12本塁打の右打ちスラッガー[30]で、大学球界屈指の飛距離を誇る[31]。大一番での勝負強さも持ち味[32]。走力は50メートル走6秒1、遠投は100m[30]

スクワットも180kgを持ち上げる[31]

人物

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「泰」という名前は「泰然自若」や「天下泰平」といった言葉に使われていることから、「スケールの大きな人物になってほしい」という両親の願いを込めて名付けられた[33]

憧れの選手として、鈴木誠也を挙げている[34]。また、好きな選手としては楽天浅村栄斗を挙げている[35]

幼い頃から中日ドラゴンズのファンで、少年時代は中日の試合を見るためしょっちゅうナゴヤドームに通っていたという[36]

いきものがかりのファンであり、登場曲には同バンドの「じょいふる」を使用する。これは自身の名前の「泰」にかけた選曲であり、「たいっ!たいっ!たいっ!」のタイミングで盛り上がってもらえると嬉しいとコメントしている[37]

父は岐阜県安八町でステラ金属株式会社の代表取締役を務めており[38]、2026年に作られた応援歌の歌詞には「ステラ」というワードが入っている[39]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2025 広島 54 187 181 11 49 2 1 0 53 6 2 0 0 0 5 3 1 23 6 .271 .294 .293 .587
通算:1年 54 187 181 11 49 2 1 0 53 6 2 0 0 0 5 3 1 23 6 .271 .294 .293 .587
  • 2025年度シーズン終了時

年度別守備成績

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三塁 外野
























2025[40] 広島 50 30 74 6 7 .945 2 5 0 0 0 1.000
通算 50 30 74 6 7 .945 2 5 0 0 0 1.000
  • 2025年度シーズン終了時

記録

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初記録

背番号

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  • 10(2025年[11] - )

代表歴

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脚注

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  1. ^ 戦後初の”夏の甲子園中止”から4年…引退試合で対戦した2人が大学の全国大会決勝で激突「戦えて良かった」」『東海テレビNEWS』2024年6月18日。2024年10月14日閲覧
  2. ^ 広島 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2025年12月21日閲覧
  3. ^ 佐々木泰 青学大」『週刊ベースボールONLINE』。2024年10月14日閲覧
  4. ^ 1年春のリーグ戦で4本塁打と衝撃の大学デビュー 青山学院大・佐々木泰は2024年ドラフトで上位指名されるか」『web Sportiva』2023年12月5日。2024年10月14日閲覧
  5. ^ 県岐阜商・佐々木が大会1号「この1試合に懸けた」 - 高校野球」『日刊スポーツ』2020年8月11日。2024年10月14日閲覧
  6. ^ リーグ3連覇の青山学院大・佐々木泰が語った苦悩のシーズン 「あそこで打てなかったら...キャプテン剥奪でした」」『web Sportiva』2024年6月9日。2024年10月14日閲覧
  7. ^ 第44回 日米大学野球選手権大会 試合・大会詳細」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』。2024年10月14日閲覧
  8. ^ 野球 - 青山学院大が全日本大学野球選手権を連覇、MVPに佐々木泰主将 準優勝は早稲田大」『4years.』2024年6月17日。2024年10月14日閲覧
  9. ^ 【ドラフト】広島は外れ1位で青学大・佐々木泰を指名 新井監督「今のチームにすごくフィットする」」『スポーツ報知』2024年10月24日。2024年11月13日閲覧
  10. ^ 広島 1位指名の佐々木泰が仮契約 “打撃磨いて発揮したい”」『NHKニュース』2024年11月28日。2024年12月6日閲覧
  11. ^ a b 【広島】背番号10のドラ1佐々木泰が金本氏の“鉄人魂”継承「任せていただいた期待に応えたい」」『スポーツ報知』2024年12月18日。2025年1月15日閲覧
  12. ^ 広島ドラ1佐々木が仮契約「新人王が目先の目標」期待の右のスラッガーが決意新た」『スポーツニッポン』2024年11月28日。2025年1月15日閲覧
  13. ^ 【広島】ドラ1佐々木泰、開幕1軍絶望 左太もも裏の肉離れ「1カ月半から2カ月くらい」監督」『日刊スポーツ』2025年3月7日。2025年4月8日閲覧
  14. ^ a b 【広島】ドラ1佐々木泰、デビュー戦は「7番・三塁」2軍8戦で打率.565 再奪首のキーマン」『スポーツ報知』2025年5月20日。2025年5月20日閲覧
  15. ^ a b 広島ドラフト1位・佐々木泰、プロ初安打は二塁打 ヤクルト・小川の112キロの緩いカーブとらえる」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2025年5月22日。2025年5月22日閲覧
  16. ^ 【広島】ドラ1佐々木泰、右第一肋骨の疲労骨折で離脱…ベテラン・田中広輔が今季初昇格」『スポーツ報知』2025年6月7日。2025年6月29日閲覧
  17. ^ 「いただけるチャンスの中でしっかり結果を」 カープ ドラフト1位ルーキー・佐々木泰があす2軍戦で実戦復帰予定 右肋骨の疲労骨折からの復帰を目指す」『TBS NEWS DIG』2025年8月8日。2025年9月15日閲覧
  18. ^ 長谷川 凡記「広島・佐々木泰 2カ月ぶり1軍合流「結果を出すだけ」 肋骨骨折から9日に2軍戦で復帰したばかり」『スポニチアネックス』2025年8月12日。2025年9月15日閲覧
  19. ^ 【12日の公示】中日 中田翔の出場登録を抹消 津田啓史を出場登録」『スポニチアネックス』2025年8月12日。2025年9月15日閲覧
  20. ^ 長谷川 凡記「広島ドラ1佐々木泰 70打席目で待望初打点「プロ1打点目が先制点につながる安打になって良かった」」『スポニチアネックス』2025年8月23日。2025年9月15日閲覧
  21. ^ 広島・佐々木泰 プロ初の3安打 4試合連続安打で打率は.264に「どんどんいい打席増やしたい」」『スポニチアネックス』2025年9月13日。2025年9月15日閲覧
  22. ^ 【広島】Bクラス決定で若手積極起用 佐々木泰が「4番三塁」清水叶人が「8番捕手」/スタメン」『日刊スポーツ』2025年9月21日。2025年9月21日閲覧
  23. ^ 侍ジャパンが種市、及川、牧原の出場辞退…佐々木泰の追加招集を発表」『BASEBALL KING』2025年11月3日。2026年3月7日閲覧
  24. ^ ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』。2026年3月7日閲覧
  25. ^ ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』。2026年3月7日閲覧
  26. ^ 【侍ジャパン】佐々木泰2試合連続適時打となる反撃打 韓国2番手左腕の直球を中前へ」『日刊スポーツ』2025年11月16日。2026年3月7日閲覧
  27. ^ ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋 侍ジャパン vs 中日ドラゴンズ」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』。2026年3月7日閲覧
  28. ^ ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋 中日ドラゴンズ vs 侍ジャパン」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』。2026年3月7日閲覧
  29. ^ 広島・佐々木泰が侍ジャパンでホームランウイング越えの“1号” プロ0本塁打の2年目が「自分でもビックリ」昨年11月に続いて最強のお助け侍」『スポーツ報知』2026年2月27日。2026年3月7日閲覧
  30. ^ a b 広島1位・佐々木泰 東都通算12本塁打のスラッガーが目指すのは鈴木誠也「日本を代表する選手に」」『スポニチ Sponichi Annex』2024年10月25日。2025年4月8日閲覧
  31. ^ a b 広島1位の佐々木泰、「持ち味は長打力」目標はホームラン王 左肩の痛みは「だいぶひいている」開幕1軍へ照準合わせ強化に意欲」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2024年11月28日。2025年4月8日閲覧
  32. ^ 【ドラフト】広島・1位 佐々木泰(青学大) 大舞台にも強いアーチスト/プロ野球ドラフト会議」『週刊ベースボールONLINE』2024年10月24日。2025年4月8日閲覧
  33. ^ 青学大野球部のスーパールーキー・佐々木泰が語る「僕がプロに行かなかった理由」」『NEWSポストセブン』2021年5月4日。2024年10月14日閲覧
  34. ^ 広島ドラ1・佐々木 背番号「10」初披露「鈴木誠也選手のような球団を代表する長距離砲に」新入団選手発表会見」『デイリースポーツ』2024年12月17日。2025年1月3日閲覧
  35. ^ 広島ドラ1佐々木「長打力と勝負強さ期待してほしい」 体細くても「振る力も飛ばす力も体の大きい選手に負けていない」」『デイリースポーツ』2025年1月3日。2025年1月9日閲覧
  36. ^ 広島ドラ1佐々木が宣言「1年目から活躍するぞ!」 「愛される選手」を志すようになった原風景も明かす」『デイリースポーツ』2025年1月3日。2025年1月3日閲覧
  37. ^ 佐々木泰、登場曲で一緒に盛り上がりたいっ!」『中國新聞デジタル』2025年6月6日。2025年9月15日閲覧
  38. ^ 広島1位・佐々木泰の父は会社社長 熱を入れた息子の野球応援が「2億円」の事業に化けた|24年ドラフト選手の“家庭の事情””. 日刊ゲンダイDIGITAL (2024年11月13日). 2026年3月17日閲覧。
  39. ^ 選手応援歌|広島東洋カープ公式サイト”. 広島東洋カープ公式サイト. 2026年3月17日閲覧。
  40. ^ 2025年度 広島東洋カープ 個人守備成績(セントラル・リーグ)」『日本野球機構』。2026年1月14日閲覧
  41. ^ 【広島】佐々木泰、プロ初打点&マルチ 母校・県岐阜商の躍進も刺激「負けていられない」」『日刊スポーツ』2025年8月23日。2025年8月24日閲覧
  42. ^ 前原淳. “【広島】佐々木泰、プロ初本塁打はプロ216打席目で記録 4回の内野安打に続き今季初マルチ - プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2026年4月4日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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