高木美帆さん、故郷の幕別町役場を表敬訪問「スピードスケートは生活の一部、第二の航海を進めたい」
【幕別】ミラノ・コルティナ冬季五輪のスピードスケート競技で3個の銅メダルを獲得し、現役引退の意向を示している幕別町出身の高木美帆さん(31)=TOKIOインカラミ-日体大、帯広南商業高、札内中、札内北小出=が2日午前、町役場を訪れた。飯田晴義町長と面談し、「町民の方の応援は力になり、心強いサポートになって素直にうれしかった」と全町的な応援に感謝の気持ちを伝えた。(大健太郎) 今回五輪の公式ブレザー姿で訪れた高木さんは、役場前で出迎えた約150人の町職員や関係者らから「幕別の誇り」「たくさんの感動をありがとう」との声に笑顔で応え、1階ロビーで花束を受け取った後、会議室で飯田町長と懇談した。 今回五輪の出場全3種目(女子500メートル、同団体追い抜き、同1500メートル)ので、町内でパブリックビューイングが開催されたことに触れ、「幕別は幼い頃から成長を見守ってくれる人がいて安心する場所。(同500メートルは)自己ベストには届かなかったが、形になってメダル獲得につながった」と笑顔を見せた。
「楽しいこともつらいことも」
同1500メートルの金メダル獲得が悲願だったことについても触れ、「特別な思いがあった。結果については受け入れるしかない」と悔しさをにじませたものの、「自己ベストを出すため日々、自分自身と向き合っていた。スピードスケートは生活の一部で、楽しいこともつらいこともあった」と振り返った。 面談後に開かれた記者会見で、報道陣からの進退に関する質問に「これまでずっとスピードスケートに向き合ってきたので、今は色んな風にあたり、第二の航海を進めていきたい」と答えた。 高木さんは2010年バンクーバー大会でスピードスケート史上最年少の15歳で初出場。14年ソチ大会は出場を逃したが、18年ピョンチャン大会で金、銀、銅各1個、日本選手団主将を務めた22年北京大会で金1個、銀3個のメダルを獲得し、ミラノと合わせて五輪の通算メダル獲得数を10個に伸ばし、夏冬を通じて日本女子選手最多を更新した。