【広島】初完封の栗林良吏「最高です!」 投げ合った中日23歳への“敬意” 仲間やファンへの思い 人柄つまったお立ち台
◇プロ野球セ・リーグ 広島1-0中日(29日、マツダスタジアム) 広島の栗林良吏投手が、圧巻の投球で先発初勝利を挙げました。 【画像】力強い投球を見せる広島の栗林良吏投手 栗林投手は、9回95球を投げ、1安打、無四球、無失点の快投。100球未満での完封、“マダックス”を達成し、見事な内容で試合を締めくくりました。 試合後、「最高です!」と喜びを口にした栗林投手。 立ち上がりについては「床田さんもターノックのストライク先行の攻めたピッチングを見ていたので、僕もそこについていけるようにと思って、ストライク先行を意識してマウンドに上がった」とチームメートの投球を参考にしたことを明かしました。 この日は7回まで走者を一人も許さない快投。相手先発の髙橋宏斗投手についても「相手もすごくいいピッチャーなので刺激を受けながら負けないぞという気持ちで投げていた」とリスペクトを示しました。 しかし、8回に先頭の細川成也選手にセンター前への安打を許すと、球場はため息に包まれます。それでも、栗林投手は「ため息が気持ちよかったです」とユーモアを交えて振り返りました。「いいピッチャーが後ろにいるので一人ずつという気持ちは変わらずにランナーためてでもゼロで抑えて、後ろにつなごうという気持ち」と完全試合の偉業が絶たれた後も冷静さを保っていました。 完全試合への意識については、「プレイボール前にノーヒットノーラン賞みたいなのを聞いていたので、もしかしたらと思っていましたけど、やっぱり無理でした」と再び場内の笑いを誘います。 クローザーとして慣れ親しんだ9回に「ナルコ」の登場曲でマウンドへ。「すごい手拍子で、もう一度マウンドに上がりたいという気持ちになったので、9回は疲れよりも集中の方があった」と振り返ると、最後の打者を打ち取った瞬間については「最高でしたし、森浦も二連投で頑張ってくれてたので、そこを休ませることができてよかった」と語りました。 最後に「今日という日を忘れない。この登板だけだったといわれないように次も頑張りたいと思います」と意気込みを示し、「僕の力じゃなくて、ファンの皆さんの応援のおかげだと思うので一年間もっとすごい応援をお願いします」と呼びかけると、お立ち台で大きくガッツポーズを見せました。