大学3年2月時点の内々定保有率が過去最高に 複数内々定保有者は25.1% 就活継続予定は約8割
2027年卒業・修了予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するアンケート調査が実施され、大学3年生の2月時点での内々定保有率が過去最高水準に達したことが明らかになった。この調査は株式会社ビズリーチが運営する、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」に登録する学生を対象に行われたもので、就職活動の早期化と学生の活動意識の変化が浮かび上がっている。
調査によると、新大学4年生(2027年卒)のうち2月時点で内々定を保有している学生の割合は55.9%となり、前年の同時期に比べて4.0ポイント上昇した。内々定保有率が2月時点で5割を超えるのは過去最高で、就職活動の早期化が進んでいることを裏付けている。
また、複数の内々定を保有している学生の割合が25.1%に達しており、4人に1人が複数企業から内々定を得ている実態が明らかになった。これは学生が複数の選択肢を持ちながら就職先を検討する傾向が強まっていることを示している。
一方、内々定をすでに承諾した学生のうち、75.8%は内々定承諾後も就職活動を継続する予定と回答しており、多くの学生が入社先を確定させる前に、より良い条件や成長機会を求めて活動を続ける意向を示している。
内々定先企業を選ぶ際に学生が重視するポイントとしては、「仕事内容」や「事業内容」、「社風」などが挙げられており、単に内々定を獲得するだけでなく、将来の働き方や職場環境への適合を重視する姿勢が明らかになった。また、意思決定に影響を与える要素として「現場社員との接点」が大きいことも分かり、企業側が学生と現場社員の交流機会を設けることの重要性が示唆されている。
この調査結果は、就職活動が年々早期化しているなかで、大学3年生の段階から内々定を取得する学生が増加している実態を示すとともに、複数の内々定を保有する学生が一定数存在し、就活選択の幅が広がっていることを示している。また、内々定を得ても活動を継続する学生が多いことは、選考基準や企業側の情報提供のあり方にも影響を与える可能性がある。
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