新年初めての投稿はブログ内で未投稿であったカテゴリの初投稿でスタートしたい。 

 私は世代的に昭和の刑事ドラマが好きで今でもCSや再放送、DVD購入で視聴しているが、やはり車好きゆえ色々目で追ってしまう。中でも劇用パトカーは興味深く見ている。

 その中でも「太陽にほえろ!」はスタートしてから1978年まで覆面車には無線機の小道具は用意されていたモノの緊急走行時に使用する所謂「赤色回転灯=パトランプ(パトライトと表記してしまうと某社の商標になってしまう。)」は使用されていなかった。

 子供の頃からずっと見ていて、別チャンネルの大都会シリーズでは覆面車に赤灯載せて颯爽と疾走していたのに不思議で、太陽の覆面車にはセダンタイプが少ないこともあって、今一魅力を感じていなかった。

 上は1976年頃の七曲署の覆面車、80系クラウン4ドアハードトップ。これは赤灯無しでも格好良かった。余談だがオオタキの昔の製品でこのクラウンのプラモを入手しているので、2ドアから4ドア化が必要であるがいずれこれを作る予定である。

 また太陽=トヨタのイメージであるがこれはトヨタの広報車を使用していた、とのこと。トヨタ色が濃くなったのは60系クジラクラウン登場の頃からで「70-26」がレギュラーで出ていたが、当時のトヨタの広告で極めて近いナンバーの個体を発見している。なお、初期は外国車が捜査車になっていたことが多かったが、あれは意図的にしていた、と後年モノの本か何かで見た記憶がある。

 また当時は東京都の条例?か法令か何かの都合で赤色回転灯は固定しないとダメだったとかで、ドラマによっては当時の劇用白黒パトカーはともかく、捜査車(所謂覆面車)も黒に筒形単灯を固定、若しくは一般車に反転灯取り付け改造を施していた模様で、当時の固定の理由がそれがゆえということを後年私も知って納得した次第である(条例か法令がそうだったのであれば、劇用車だけの適用も考えにくく、本物の警察の捜査車(交通用覆面ではなく機動捜査隊用)も反転式だった可能性が高いのでは?と推測しているが果たして・・)。

 但しこの説、実はまだネットが普及し始めた20年近く前に業界に詳しそうな何方かのHPを拝読していた内容を覚えていてのここに掲載、であるがそのHPを後年探すも見当たらず今に至る。ゆえに今一つ信憑性という点では薄いが、誤りがあればお許し頂きたいのと同時に詳しい方からの情報などをお待ちしたい。

 上の3枚は石原プロの大都会シリーズで上から2枚目まではシリーズのPARTⅠ(便宜上の表現)ともいえる「大都会:闘いの日々」に出ていた130後期系セドリックの所謂「黒パト」で、2台がレギュラーで出ていたが御覧の様に単灯式が半固定されていた模様(回によっては非設置の時もあり)。

 別番組の特別機動捜査隊の130系初期セドリックもこのスタイルだった。一番下は後番組「大都会PARTⅡ」に引き続き出ていた城西署の同じ130後期系セドで、2台の内ウチ1台は反転式回転灯に改造されていた。またこのシーンのリアナンバーは撮影用テンプラを貼り忘れていたのか、許可の関係か本来の「多摩ナンバー」のままで、劇中こういったことはたまに見られた。特別機動捜査隊も晩年は330セド・グロで反転灯付きが登場、後番組の特捜最前線にそのまま引き継がれているのはよく知られた話しである。また同時期に登場していた、ケンメリスカイラインの競り上がる赤色灯も興味を引く改造劇用車だった。

 

 さて、話は太陽に戻るが「太陽にほえろ!」では刑事ドラマより青春ドラマ寄りにしたかったとか(前述のモノの本から)で「いかにも捜査パトカーにしていなかった…」らしく、ゆえに、当時の規制絡み?の情勢を鑑みて固定必要な赤灯覆面は登場しなかった、と推測している(メーカーからの借り物ゆえ、回転灯設置改造が出来なかった?…)。

「太陽」の覆面で脱着式回転灯が登場するのは比較的遅く、1978年で初登場シーンはセリカリフトバックだったかにゴリさんが赤灯載せるところが大写しになるので「ようやく赤灯載っけたぞ!」アピールも兼ねていたのであろう。

 この2枚は太陽ファンには有名なシーンでA121~3系ギャランΣの警邏パトが覆面車のセリカとクラッシュする1977年の第283話からで、どちらも当時新車に近かったことから、アクシデントクラッシュと言われている。

 余談ながら七曲署の警邏パトは必ずしもトヨタ車でないこともあり、しかも時々の最新車が登場する覆面車と違い、型落ち多く初期は30系セドリック、後期でも430セドや230グロリアも登場していた。このΣは当時放映していた「華麗なる刑事」の劇用車とのことで、同じ製作会社ゆえに融通を利かしていたのであろう。またこれもテンプラナンバーを貼り忘れたか、許可の関係か、本物の「品川57」ナンバーであり、同期で「76-59」も配備されていた。

 本物と言えば、極稀に本物のパトカーも出ていた様で、これも1977年の作品から。バックの建物は山梨県警の警察署の設定になっているが、ケンメリパトカーが本物っぽくナンバー地域名が紙貼りが何かで消されているものの「88」を付けている様に見え、どうみても本物のナンバーに見える。

地域名を消さないと山梨県警にならなかったのであろう・・。

※こういったところばかりに眼が行ってしまうのである。

 やはりパトカーは赤灯載せて緊急走行が画的にも良い。

これは1978年の大都会PARTⅢの映像からであるが、既に流線型脱着式赤色回転灯が載っている。同時期以降に他のドラマもこぞって脱着式回転灯にシフトしているので、条例?か法令が改正か緩和されたのではなかろうか。

 この2枚の内の上の230セドリック前期型はスタント用ではなく城西署のレギュラー黒パトでこれもテンプラ付け忘れ?かで「多摩56」のまま。下は「赤灯をひょいっ!」と載せるシーンで、この仕草に憧れたお子様は多数であったであろう。余談だが、セダンで実際に緊急走行時に「ひょいっ」とすると現場で降車時にドア開けると同時に赤灯のコードが窓枠に引っ掛かって「しまった・・」となる(窓枠の無いハードトップではこうはならない)。ドラマ内では到着シーンではそうならないように、予め一旦ドアを開けてから載せた状態で現着にしているシーンを撮影しているのであろう。「大都会」シリーズの後番組「西部警察」でも一貫して黒パトはセドのセダンであったが、後期の最晩年はY30のハードトップにようやく変わっている。これは番組終了が分かっていたので今までの石原プロの車ではなく、新車ながら日産の広報車?だったらしく、後番組の私鉄沿線97分署に引き継がれた。また「あぶ刑事」にも出ていたそうだ。

 これは大都会Ⅲで城西署のレギュラーだった330系セドリック後期型で本物の「多摩57」ナンバー。一応この「82-74」が渡氏専用車みたいであった。一番違いの「82-75」もおり、同じ330系セドながらグレードが異なっていた。先に挙げた赤灯を「ひょいっ!」と載せるテンプラナンバーを付けた黒パトがそれである。

 最後は劇用車ではなく、京都府警の本物の日産セドリックパトロールである。1981年の撮影であるが、当時本物のスタンダード顔の230パトカーを目の当たりにして、緊張のあまり、親に借りた一眼レフもピンボケになっており現像後に少々ガッカリするも、私の中では未だに一級品扱いの写真である。

 

 今回はなにやら濃い話を出してしまったが、時折こういった「ブラウン管の中の乗り物」にも触れていくつもりである。

※今回は話題の性格上、紹介画像はテレビ画面を撮影しているが、全て所有している市販のDVD画面の撮影であることをお断りしておく。

 

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