「こんなのが好きなの?」 私のお気に入りを理解されずにモヤモヤ 他人の「好き」「推し」を否定する心理とは?【漫画】
否定されても、自分の好きを雑に扱わない
ー「自分の世界を侵略してくる敵に見える」という心理を知る前後で、過去に自分を否定してきた人たちへの「見え方」は変わりましたか? かなり変わりました。それまでは、否定されるたびに「私の何がダメなんだろう」「変なのは私なのかな」って、相手の言葉をそのまま自分の価値に結びつけてしまっていたんです。でも髭の話を聞いてからは、「ああ、この人は私を傷つけたいというより、自分の中で処理しきれないものに焦っていただけなのかもしれないな」と思えるようになりました。 もちろん、言われて傷ついた事実が消えるわけではないのですが、「否定された=私に価値がない」ではないと分かったのは、すごく大きかったです。人の好きって、その人が何に救われてきたか、何に心を動かされてきたかの積み重ねでもあると思うんです。だからそこを雑に踏まれると痛い。でも逆に言えば、そこを大事にしてくれる人とはすごく深く繋がれるんだな、と今は思っています。 ー「そっか、あなたには分からなくて残念」という返しは、実際に使われたことはありますか? このまま完全に使ったことは、実はあまりないです(笑)ただ、気持ちとしてはかなり近い返し方をするようになりました。昔の私は、否定されるとその場を丸く収めたくて、つい愛想笑いで流したり、自分の好きを引っ込めたりしがちでした。でも今は、相手に理解されることよりも、まず自分が自分の好きを雑に扱わないことのほうが大事だと思っています。 なので実際は、「そっか〜私はめちゃくちゃ好きなんだよね」くらいの、もう少し柔らかい言い方をすることが多いです。大事なのは「私はこれが好き」を、自分でちゃんと守ってあげることなんだと思います。好きなものって、その人の歴史でもあるので。そこを守れるようになると、人間関係も少しラクになる気がしています。 (海川 まこと/漫画収集家)
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