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ドンナ「ごきげんようトレーナー、あら珍しいこと、こんなところで一人で読書なんて」
トレ「君の課題を克服できる可能性のある論文を見つけたんだ」
もう卒業の文字が頭をよぎり始めた頃、私とトレーナーはトレーナー室で話していた。
ドンナ「もうレース引退も間近だと言うのに、まだ課題を克服させるつもり?」
私はトリプルティアラを制し、もう最後かもしれない有馬記念も勝利して、自分自身の強さを証明した、が…
もちろん、これは冗談である。
トレ「君だって、今の自分に満足なんてしていないだろう?それにこれは俺の勉強でもある。」
ドンナ「ふふ…あなたも言うようになったわね」
そう、私が目指すのはこの世界での最強、現状に満足し、停滞することは私自身の"終わり"を意味する。無論、それはトレーナーも同じなのだ。
トレ「それで、どうしたんだ?」
ドンナ「あらそうでしたわ。実は私の父があなたに会いたいと言っているの」
トレ「ドンナの……お父様…」
ドンナ「そう怖気付かなくてもよろしくてよ。あの人も、あなたを高く評価しているわ」
トレ「そうか…なら良かった」
ドンナ「らしくないわね。心配していたのかしら?」
トレ「そりゃあね、君という存在を形作ったんだ。恐ろしくないわけがないだろう」
ドンナ「…それは褒め言葉として受けとっておきましょう」
そう、力を貪欲に求め続ける私を作ったのは他でもない私のお父様だ。しかし…
ドンナ「でも…私をここまで"強く"したのはあなたでしてよ」
追放されたジェンティルの叔父が「全部あの場にいたトレーナーのせいだ!」と逆上してトレーナーの〇害を図って襲撃するけど、ジェンティルに鍛えられて危機察知能力も身に付いていたトレーナーはあえて僅かに体を切らせつつ避けてから制圧して、叔父にしっかりと重い罪を与えるシーンまでは幻視できた