CT検査で肺がん見落とし70代女性死亡 神戸市立病院で医療事故
砂山風磨
神戸市立医療センター西市民病院(神戸市長田区)は3日、コンピューター断層撮影(CT)検査で肺がんを見落とし、70代の女性患者が亡くなる医療事故があったと発表した。
病院によると、女性は2024年5月、階段から落ちて胸などを打ったとして整形外科を受診。CT検査で頸椎(けいつい)の骨折を確認したが、放射線科医が右肺の異常な影を見落とし、主治医も気づけなかった。
女性は25年10月、大量の胸水で呼吸困難となり、他院からの紹介で再び受診。陽電子放射断層撮影(PET)検査の結果、右肺にがんが見つかり、前回検査での見落としが判明した。その後、呼吸器内科で治療を開始したが、がんの進行により、女性は2カ月後に亡くなったという。
病院は、放射線科医と各診療科の医師によるダブルチェックを徹底し、AIを画像診断にさらに活用することなどで、再発防止に取り組むという。