「長崎次郎ATO SALON」4月1日オープン 創業152年の書店がサロンに 熊本市
2024年から休業中の熊本市中央区の長崎次郎書店が4月1日、イベントスペース「長崎次郎ATO SALON」として再オープンする。長く親しまれてきた店は形を変え、歴史の第2章をスタートさせる。 長崎次郎書店は1874(明治7)年創業。夏目漱石や森鷗外も訪れたとされる。1924年完成の2階建ての家屋は国有形文化財。出版物の売り上げの減少などで2024年6月末で休業した。 休業後、飲食店や美容室からテナントでの利用の問い合わせがあった。しかし、「自分たちの手で、この場所を生かしたい」と代表の長﨑圭作さん(65)が定員40人のイベントスペースでの再開を決めた。 「ATO SALON」には「書店の跡」という意味を込めた。内部の改装は一部にとどめ、柱などに江口寿史さん(水俣市出身)や吉田戦車さんら有名漫画家のサインなどが残る。長﨑さんは「書店時代のお客さんだけでなく、幅広い年代の方々に利用してもらえたら」と期待する。
4月は週末を中心に、100年前の無声映画を楽しむカツベン上映会やバンドのコンサートなどを開催する。1日には開館イベントがある。長﨑さん☎090(5935)1419。(磯村彩夏)