【京都・南丹市小6男児行方不明】山中での「黄色のかばん」発見が示す『3つの可能性』 手がかり乏しいなか“今後の捜索”のポイントは?元京都府警・捜査一課長が現地を歩き解説
実際に現場を歩いた樋口氏は、周囲を囲む柵の高さに着目。「柵はかなりの高さがあり、子どもが乗り越えるのは大変です。また、斜面も急であるため、自らここ(坂道)を上がっていくことは考えにくい」と述べています。 また、坂を下った先には川が流れていますが、これについては「川は浅く、捜索はしやすいため、発見が遅れることは考えにくい。むしろ通行人からの情報が入ってくる可能性が高い」との見方を示しました。 ■空白の6日間 なぜかばんは「後から」見つかったのか? 捜査の大きな焦点となっているのが、3月29日に親族によって発見された「黄色の通学用かばん」です。小学校から約3km離れた山中の府道付近で見つかりました。 発見場所周辺は24日、25日、28日にも捜索が行われましたが、その際にはかばんは見つかっていなかったということです。 そのかばんが29日に発見されたことについて、樋口氏は『3つの可能性』を挙げます。 (1)本人が途中で置いた (2)落ちてしまった(例えば、第三者が車に乗せようとした時に) (3)第三者の介在(後から置きに来た、など) ■かばん発見場所周辺は“大人でも一人で歩くのをためらうような道” 特に、かばんが見つかった場所の周辺は、大人でも一人で歩くのをためらうような薄暗い山道です。 樋口氏は「小学6年生が1時間以上歩いてここまで来たとしたら、重くなったかばんを置いて先へ向かうことも想定される」とした一方、「学校に行くときにかばんが無いと困るので、肌身離さず持っていたいという考えも否定できない。そうなると、第三者の介在や事故の可能性も出てくる」と指摘します。 ■今後の捜索・捜査のカギは? 行方不明となってから11日目となった4月2日も警察は捜索を続けていますが、手がかりは現時点でほとんどありません。 樋口氏によると、今後は ▼「どこにいったのか」の捜索と、 ▼「なぜ帰ってこないのか」を突き止める捜査 が行われるとのことです。中でも「なぜ帰ってこないのか」の捜査は以下の3本柱で進められるのではないかといいます。
(1)日常の親子関係や学校での悩みなど、安達さんの『心情面』から足取りを追う (2)現場捜査 行方不明となった時刻から通報までの空白の時間帯に周辺を走っていた車両の検問、通行人への職務質問を行い、情報提供を呼びかける (3)通学用かばんについての捜査 かばんに付着した土が現場のものか、あるいは別の場所のものか、付着した繊維を科捜研などで検査 樋口氏は「警察は懸命に捜索活動を続けています。些細なことでも、皆さんからの情報提供が非常に大事になります」と呼びかけています。 安達さんの一刻も早い無事の発見が待たれます。 【情報提供先】 南丹警察署・生活安全課 (0771)62-0110
毎日放送
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