100円台も登場! 過熱するスーパー激安弁当競争 “バグる金銭感覚”、200円台でかつ重も 安さと味を両立?
味へのこだわりも徹底されている。 「ロースかつ重は、グループ会社・こはく本舗の職人によって開発。(こはく本舗は)和・洋・中に精通した職人が約40人在籍し、商品開発から製造まで統括しています」(同) だしには、品質基準をクリアした枕崎産の高品質なかつお節を使用。肉もかつ重に最適なロースを厳選しているという。 記者もあまりの安さに、つい3個買ってしまった。知人の女性(57)とその娘(21)と一緒に食べたところ、「この値段が信じられない」と、娘から声が上がった。母親も深くうなずいた。 一般的なカツ重より小ぶりなサイズ感で、腹八分にするのにちょうどいい。ランチタイムにお弁当を食べて「苦しい」と眠気に襲われ、後悔することなく、「おいしかった」という幸せな余韻のまま完食できるボリュームだ。だしもしっかりと利いていて、カツには厚みと歯ごたえがある。王道のカツ重の味だった。 ■激安弁当は“つかの間のオアシス” 激安弁当でいえば、大黒天物産(岡山県倉敷市)が運営するディスカウントスーパー「ラ・ムー」では、「中華弁当」「巻きずし鮨」「デミグラスハンバーグ弁当」「から揚げ弁当」など約20種類が税抜き199円前後で販売されているという。岡山県を拠点に西日本を中心に約160店舗を展開する「ラ・ムー」は3月に甲府市に出店されるなど、全国展開を本格化させている。 激化する低価格弁当戦争。インフレが進み、食料品への税負担も重くのしかかるなか、200円前後の弁当コーナーは、消費者の心と財布を癒やす“つかの間のオアシス”となっている。 (AERA編集部・上田耕司)
上田耕司